誰に愛される？

村山side ページ24

あいつら今日に限って忙しそうにしてるから特にする事も無くて気付けば歩きながらたまーに1人で行くある場所の階段を登り切ってた。

『やっぱり良い景色だよな〜』
え 待ってあの声とあの後ろ姿とかまじで？まじであの子でしょ
そう思いながら気付くと｢だね〜｣なんて勝手に話しかけてた。

やっぱりそうだった、明るい所で見ると尚更可愛い〜
話し初めてから顔が少し赤いけど…これ熱じゃないよね？これもしかして期待しちゃってもいいやつ？

『あ、私は清邦女子3年のAって言います。宜しくお願いします』
Aちゃんって言うんだー 可愛い子。

めーっちゃ褒めてくれるじゃん。こんな俺とお嬢様学校の子か。
まあいいよ お世辞でもAちゃんからなら嬉しいし

でもこの子の言う言葉も全て本心に見えるんだよな〜
あーこれが自惚れってやつ？

とか思いながらも連絡先まで交換しちゃってるしAちゃん喜んでるし。
俺は馬鹿みたいにはしゃいじゃってるし

どうしたものかね〜もう完全にAちゃんの虜になってるわ。

村山Aちゃんありがと〜
会えて良かったよ
村山あ、いつでも何でも送ってきてくれていいからね❤️
え 俺キモくね？
でもまあ、この方がやりやすいっしょ
━━━━━━━━━━━━━━━

『…て事がありました！』

マ｢ちょ、あんた進みすぎてしょ！最高かよ！｣

唯｢A先輩おめでとうございます！｣

『2人ともありがとう〜 あの時と違う雰囲気もあってさ、番長としての余裕？も感じてさ…』

マ｢鬼邪高の頭と仲良くなるとかあんた凄すぎだろ｣

唯｢でも、頭の人がどんなメッセージ送ってくるかちょっと気になるかも笑｣
画面を見せると前のめりになる2人。

マ｢ハートの絵文字とか使うんだ。なんか、よく分からないわ私｣

唯｢これもギャップってものですかね笑｣

2人の反応はバラバラ
でも私は確かにこのギャップが好き。
気難しい人じゃ無いんだなって、こういう所も含めて益々好きになっていってる自分が居る

小田島と話す→←村山と話す

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す