ep23 ページ23
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『ちょ、廉、！どこいくの！』
肩を掴まれあまり身動きができないあたしは
廉の行くまま必死についていく。
足元の悪い竹藪の道を抜けると
『神社...？』
そこには明かりが灯った小さな神社があって。
永瀬「ここな、願いが叶うんやって」
少し微笑み目を瞑ると手を合わせ
真剣に何かをお願いしている様子の廉。
何願ったの、と尋ねるとAちゃんとずっと一緒におれますようにや！と無邪気な笑顔に胸が締め付けられる。廉は…ずるい。
しばらく話していると。
「なあ、Aちゃん」
『んー？』
「誕生日おめでとう！」
『え。』
「は？！まさか自分の誕生日忘れとったん？！」
今日やで！と少し呆れた顔で続ける廉に思わず笑いが溢れる。
そうだ、今日あたし誕生日だったっけ。
これプレゼント！と嬉しそうにおもちゃの指輪とおもちゃのケーキの箱を渡される。
『でっかいダイヤモンドだね！』
「せやろ？これいいやつやで！」
子ども騙しの指輪でさえも嬉しくて。隣で無邪気にわらう廉の姿がすごく愛しい。
な、ケーキの箱、開けてみて、と言われ箱をそっと開けると
『っ、これ..！』
中にはキラキラ光る本物の指輪。
感動と驚きで言葉が出ないあたしの正面に立ち
箱の中の指輪をとると
手出して、と廉。
優しくあたしの指に指輪をはめると
「誕生日おめでとう、産まれてきてくれてありがと」
と真剣な表情。
「それと、」
あたしを見つめると
「Aが、すきです。俺と付き合ってくれませんか。」
『、、っはい！』
耐えきれず廉の胸に飛びつくと
ぎゅ、と抱きしめてくれる。
「あかん、俺多分いま世界で一番幸せや」
と涙目の廉に思わず笑いが出る。
『廉、涙目！』
と言うと
「うるさいわ！Aかて泣いとるくせに！」
と笑いながら優しくあたしの涙を拭き取ってくれた。
「そろそろ戻ろか」
とあたしの手をとる。
『ん。』
は、と思い出したようにあたしを見ると
「はー！てか驚かすのうまない？！普通にビビったわ！よく冷静保てたわー俺！ってか神様ありがとう！ほんまにありがとう！」
「いま世界中に俺の彼女ですって紹介したい！、！」
『ぶは、なにそれ』
うるさい廉にあたしはもうメロメロみたいです。
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続く (更新停止中)
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きゅん(プロフ) - 廉くんの真っ直ぐさ、本当に素敵です！告白も素敵で二人が結ばれて良かったです！これから二人が幸せでありますよーに (2019年10月10日 23時) (
レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
廉奈(プロフ) - 肝試しでのやけくそ感に爆笑しました笑！からの気持ちが通じ合えた展開素敵すぎました！！！ (2019年10月10日 21時) (レス) id: 2f41cf5dcb (このIDを非表示/違反報告)
はるる(プロフ) - ひかるさん» ありがとうございます^^ (2019年10月10日 18時) (レス) id: 730b2d8903 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - はじめまして。私も最近書き手になった者ですが、最初の作品に1つけられましたよ？その後、他の方が上げて下さったのでまぁまぁ良くなりましたけど笑 低評価されたら上がるだけなんで、それはそれでいいかなって前向きに考えるといいかもしれません。 (2019年10月10日 16時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
はるる(プロフ) - 廉奈さん» リクありがとうございます♪岸先生に嫉妬するれんれん..!いい小説が書けそうです。今作成中の物が書き終えたらすぐ書かせてもらいますね！ありがとうございます（；＿；） (2019年10月9日 13時) (レス) id: 730b2d8903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるる | 作成日時：2019年10月6日 17時
