ep20 ページ20
体育係「最後に救護のA先生お願いします」
『今までの練習の成果を発揮し...全力で怪我だけは勘弁して下さいよろしく』
体育係「ありがとうございました！今日も適当なA先生でした！」
体育館に響き渡る生徒達の笑い声。
おいこら。誰が適当じゃ。
球技大会当日。
数日前
「A俺サッカー出るから！ちょーかっこいいから見に来てな！絶対やで！」
という廉の言葉を思い出す。
救護のブースで岸先生と話していると
女子1『Aせんせ！一緒にサッカー見に行こうよ！』
と何名かの女子達に拉致され重たい脚を引っ張りながら校庭へ
「「「きゃあぁああぁああ」」」
校庭へ行くと、割れんばかりの黄色い声援に驚く。
どうやら決勝戦のようで。
まだ試合前で練習している様子。
そこには平野、高橋、神宮寺、岩橋と
特に声援を浴びている
廉の姿があって。
輪の中で笑っている廉はキラキラしてて。
何故か凄くすごく、遠い存在に感じて。
私の知らない廉がそこにいるようで
胸がズキ、と痛くなるのを感じる
廉「あ、A！！」
あたしに気づくと
おーい！と全力で手を振る廉。
風で揺れる前髪が可愛い。
『あ、廉がんば、』
「「きゃあぁああぁああ〜！」」
と声援にあたしの声は押し殺された。
試合開始。
怖気付いたあたしは
ただただ廉の姿を目で追いかけることしかできなくて。
拳をぎゅ、と握る。
廉の名前を必死に呼んで、応援する
周りの女子生徒が羨ましくて。
何もできないでいる自分が情けなくて、悔しくて。
あんなにも、廉は
いつも痛いくらい、真っ直ぐに
伝えてくれているのに。
あたし、は。
意を決して。
『れーーーーーーん！がんばれ！！！！』
最後の勇気を振り絞った。
廉「っ、まじか、！」
驚いた様子でこちらを見る廉の表情は
みるみるうちに笑顔に変わっていって。
「ありがと、Aちゃん」
「っしゃあ、行くで！！！！」
平野「お前、わかりやすく気合い入ったな笑」
「うるさいわ、」
「行くぞ紫耀」
平野「おう！」
廉が蹴ったボールは
カーブを描いて綺麗にゴールに入る。
.
試合終了。
その後の廉の活躍で無事に7組は優勝した。
.
『廉お疲、』一条「廉！！！！！」
一条「話が、あるんだけど。」
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きゅん(プロフ) - 廉くんの真っ直ぐさ、本当に素敵です！告白も素敵で二人が結ばれて良かったです！これから二人が幸せでありますよーに (2019年10月10日 23時) (
レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
廉奈(プロフ) - 肝試しでのやけくそ感に爆笑しました笑！からの気持ちが通じ合えた展開素敵すぎました！！！ (2019年10月10日 21時) (レス) id: 2f41cf5dcb (このIDを非表示/違反報告)
はるる(プロフ) - ひかるさん» ありがとうございます^^ (2019年10月10日 18時) (レス) id: 730b2d8903 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - はじめまして。私も最近書き手になった者ですが、最初の作品に1つけられましたよ？その後、他の方が上げて下さったのでまぁまぁ良くなりましたけど笑 低評価されたら上がるだけなんで、それはそれでいいかなって前向きに考えるといいかもしれません。 (2019年10月10日 16時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
はるる(プロフ) - 廉奈さん» リクありがとうございます♪岸先生に嫉妬するれんれん..!いい小説が書けそうです。今作成中の物が書き終えたらすぐ書かせてもらいますね！ありがとうございます（；＿；） (2019年10月9日 13時) (レス) id: 730b2d8903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるる | 作成日時：2019年10月6日 17時
