サネカズラ〜再会〜((カリブラ))

...(M) ページ18

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〜みのside〜





G「あと少しだし、入ってきてもいいけど？」





M「まじで？じゃあお言葉に甘えて。」









ジローが家に一目惚れしたという女の子を連れてくるらしい。





部屋を片付けていたけれど、ジョージの好意に甘えて先に風呂へ入ることにした。





風呂に入り出して何分かした頃、ガチャガチャと玄関を開く音が聞こえてくる。









M「お、帰ってきた。」









湯船に浸かりながら、そんな独り言を呟く。





俺も今度A連れてこようかな。





まさかジローの連れてきた女の子がAだとは思いもせずに、そんなことを考える。





お風呂から上がり、タオルで髪の毛を念入りに拭き、体を拭いて用意していた着替えに身を包む。





リビングから声が聞こえてこないことに少し疑問を抱きつつ、どうやって挨拶しようか考える。









M「はじめましてー！みのでーす！ってあれ…」









元気よく扉を開けると、シーンっと静まり返るリビング。





黙り込むジローとジョージと、あれ？A？









M「…A？あれ、なにこれドッキリ？」





「え…みの？なんでみのまでここに…？」





M「え、俺までって？ジョージとも知り合い？」









俺の登場にびっくりするA。
どうやらドッキリなどではないらしい。





俺の問いかけに首を縦に振ったA。
仲のいい友達なら、こんな反応しないよね？





さっきBARで話したAの話がふと頭をよぎる。





もしかして。
いや、きっとAの言っていた元彼って





ジョージなんだろ？









そんなこと聞けるわけもなく、俺たちはそのままその場に立ち尽くした。









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