サネカズラ〜再会〜((カリブラ))

...(G) ページ17

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〜ジョージside〜





ジローもう少ししたら一目惚れした子連れてくから。
ジョージまじで!?
みの俺らも飲みたーい
ジロー仕方ねーな
ジョージ俺スミノフ
みのなんでも
ジロー適当に買ってく
ジョージおー





そんなやりとりをしたのが15分前。





まさかジローが連れてくる女の子がAだなんて思いもせずに部屋を片付ける。









G「こんな早くにジローの一目惚れした子に対面出来るなんてな。」





M「それなー。俺片付けたら先に風呂入って来ようかな。」





G「あと少しだし、入ってきてもいいけど。」





M「まじで？じゃあお言葉に甘えて。」









そう言ってみのは風呂場へと向かう。





黙々と部屋を片付けていると、ガチャガチャとジローたちが帰ってくる音が聞こえてきた。





はい、どーぞ。なんて、優しいジローの声。
その後すぐに聞こえるすごく聞き覚えのある俺の大好きだった人によく似た声。





まさか、Aなんて。
そんな偶然あるわけない。





そう思うのに、バクバクと徐々に高鳴る心臓の音。





ガチャリと音を立ててリビングのドアが開く。









J「おー、帰ったぞー。」





G「……A？」









ジローの後ろから姿を現したのは、紛れもなくAで。









「…ジョージ……なんで…っ。」









俺がいるだなんて思いもしなかったのだろう。
驚きを隠せずに、Aは持っていた荷物を床へと落とす。





俺だって、Aだなんて思いもしなかった。





会いたかったはずだけど









こんな形で、再会なんてしたくなかった。









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