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ユリがもうすぐシフトの時間らしくて、ユリと別れてジュンに会いに行くことにした。
ガヤガヤと騒がしい校舎内。この、学校祭特有の雰囲気が好きだ。
中学校の学校祭よりも、規模がでかいなぁ。
そんなことを思いながら玄関に向かってると、「あの」と声を掛けられた。
その声の主を確かめるために振り返ると、そこには、思いがけない人物がいて
「え…ジョシュア、君？」
さっきすれ違った、あのジョシュア君が私をじっと見ていた。
「あの……写真、撮ってもらえませんか？」
「………え、あ、はい！」
ビックリした。
今まで一回も話したこと無いのに、急に話しかけられるなんて。
いやまさか、ジョシュア君のソロショットを撮る日が来るとは……。
ジョシュア君の携帯を受け取って、「撮りますね」なんて言うと、
ジョシュア君は笑いながら
「ちがうちがう、一緒にってこと。」と言った。
「…え！？私とですか！？」
「そうそう、せっかくだからAさんと撮りたくて。」
目の前で優しく笑うジョシュア君はキラキラして見えて、
なんで私なんかと？って思う。
…もしかして罰ゲーム？…地味に傷つくヤツだなぁ。
モヤモヤしながらもジョシュア君の隣に立つと、私の身長に合わせるように、ジョシュア君が少しだけかがんだ。
浴衣の袖に、ジョシュア君のワイシャツがくっついて、ドキドキしてしまう。
……ジュン以外の男の子に、免疫ないのかな私。
「はい、チーズ」
カシャという音とともに画面内に写る自分たちを見れば、ジョシュア君の顔面にびっくりした。
透き通るような肌に、大きい目と涙袋、高い鼻。
……女の私よりも可愛いって、何事？
「あ、LINE交換してくれる？写真送りたいから。」
「あ、うん。」
言われるままに携帯を取り出して、LINEアプリを開く。
ジョシュア君が目の前にいるからか、携帯を操作する手が震えた。
…もう、なんでこんなことに。
「…よし、これでいいね。ありがとう写真撮ってくれて！」
「い、いえいえ！」
逆に、この写真友達に自慢します。
ジョシュア君は友達に呼ばれてるみたいで、「じゃあね〜」なんて言いながら去っていった。
一人になった瞬間、さっき撮った写真を見てみる。
「……なんで？」
ジョシュア君は学年一のイケメンなのに、何で私なんかと写真を撮ったんだろう。
未だ頭に？マークを浮かべながら、ジュンのところへと歩き出した。
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名無し26313号(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。ジュンと主人公の反応とかが可愛くて今後の展開が楽しみです！更新頑張ってください。 (2020年3月28日 21時) (
レス) id: 40840743fa (このIDを非表示/違反報告)
モノトーン - とっても面白くて可愛くてこのお話大好きです！！更新応援してますね！ (2020年3月28日 20時) (レス) id: ec5d80a5b4 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 面白いです！今後も更新楽しみにしてます！ (2020年3月27日 19時) (レス) id: 084d5d2c2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルの最中
| 作成日時：2020年3月24日 22時
