収束 ページ10
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仮眠室に案内されると、ベッドが5つ配置されていた。
ハンギョルヒョンに支えられながら、一番手前のベッドに腰を掛ける。
…なんでこんなことに なっちゃったんだろう
さっきの状況を思い出そうとすると、まるで息が止まるみたいだった。
急に頭が痛くなって、冷や汗が止まらなくなる。
爪が食い込むほど拳を握り、震わせてると、ハンギョルヒョンがそっと僕の手を握った。
「…ごめんな。」
静かな声で、ヒョンは僕にそう言う。
なんで、ヒョンが謝るんだろう。何も悪くないのに
悪いのは、今までの異変を甘く見てた僕自身なのに。
…もっと警戒心を持ってたら こんなことにならなかったのに
気づけば、涙がとめどなく溢れてきた。
自分でも押さえられない まるで 壊れた水道のように次から次へと溢れてくる。
ヒョンは、そんな僕を見て優しく抱きしめてくれた。
何も言わず、ただ傍にいて、ずっと僕の背中を撫でてくれた。
ふと、時計に目をやるとリハーサルの時間まで残り30分くらいで。
到底こんな気持ちでリハーサルなんて臨めるわけが無かった。
ステージに立ちたくない 踊りたくない 何もしたくない
日本に、家に帰りたい
もう こんな思いしたくない
辞めたい 消えたい いなくなりたい
そうなれたらどんなに楽なんだろう って何度も考えた。
ーーー
そんなことを考えていたら、時間なんてすぐに過ぎていって
「…もうすぐ時間だ。…A、俺はいくけど…どうする？」
僕のことをそっと離したヒョンは、真剣な顔で僕を見る。
「…Aが無理なら、リハーサルは諦めよう」
「！」
…ヒョンは、僕の状態を心配してそう言ってくれている。
…本当は、リハーサルも本番も出ずに、ずっと、ここにいたい
…なんて考えてしまう僕は 本当に駄目なんだろう。
「…とりあえず、控室にだけでも一緒に行かない？
きっとみんな、心配してる」
心配そうな表情をするメンバーの顔が頭に思い浮かぶ。
ヒョンの言葉に静かに頷き、控室へと向かうことにした。
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ao_314(プロフ) - NCTの供給ありがとうございます！！！！！！！！！！ (2023年4月24日 16時) (
レス) @page34 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
じょんも娘 - ヨハンだけ手抜きの下り笑いました (2020年3月19日 16時) (レス) id: ce6d783c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルの最中
| 作成日時：2020年1月30日 21時
