番外編�� ページ44
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数日後。番組専属の美容師さんに頼んで、髪をパステルピンクにしてもらった。
練習生のみんなの反応といえば、大好評と表現するのが正しいみたいだ。
「…ああぁ何この子可愛い」
目の前にいるデレデレなヨハニヒョンは僕の髪と僕を交互に見る。
生まれて19年。初めてのブリーチは痛かったけど綺麗な色が入ったみたいだ。
「あれヒョン。ピンクにしたんですかぁ」
気づけば隣にいるジュノは目を細めて満足そうにする。
「うん。ジュノに染めなって言われたから思い切った」
「可愛いですヒョン」
「かっこいいって言って」
「可愛いです」
ジュノのほっぺをつねると、やめてくださいなんて言いながら笑いだす。
ちょっと。なんか僕なめられてない？
「…A。マジ可愛い」
ジュノに気を取られていたら、後ろにいるハンギョルヒョンに気づかなかった。
「ヒョン〜。ピンクどうです？」
「いや、可愛いわ。めっちゃ可愛い。結婚しない？」
「さすがにしません…」
「結婚しない？」発言、僕が女子だったら、全ファンからバッシングくらいそうだ。
可愛いってまだぶつぶつ唱えるヒョンがその場からいなくなると同時に、
ウンサンとミニがやってきた。
「わぁヒョン！うわさで聞いてたけど髪可愛いです！」
「ありがとうミニ〜」
「ヒョン、女の子みたいです」
「ウンサン…僕、男の子だよ…」
女の子みたいってのは誉め言葉なのかもしれないけど、男らしいとも言われたかった。
しゅんとした態度をすると、かっこいいですよなんて訂正して僕の髪を撫でるウンサン。
…あぁなんて君は良い子なんだ。
「…ヒョン、ファイナルに相応しいですね。髪、素敵です」
僕を撫でる手を止めたウンサンは、少しだけ切なそうにそう言う。
…ファイナルの日にちはもう間近まで迫っていて、
それは、僕たちの別れの日がもうすぐなことを示している。
韓国に来て早4か月くらいが経っていた。少しは僕も成長できたのだろうか。
「ファイナル…精一杯楽しもうね」
…もう、終わりの時なんだろう。
なら、やれるところまでやるしかないんだ。
“精一杯やってこい”
あぁやだな。こんな時に父さんの言葉が思い出されるなんて。
しんみりした気持ちと、燃え滾るような熱い思い。
運命への分かれ道はすぐそこにある。
――――――いざ、ファイナルへ。
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ao_314(プロフ) - NCTの供給ありがとうございます！！！！！！！！！！ (2023年4月24日 16時) (
レス) @page34 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
じょんも娘 - ヨハンだけ手抜きの下り笑いました (2020年3月19日 16時) (レス) id: ce6d783c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルの最中
| 作成日時：2020年1月30日 21時
