番外編 NCT ページ34
〇番外編 NCTです！
作者の推しグループで、どうしても絡ませたくて勝手に出演させました汗
NCTペンの方のみ、ご閲覧ください
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「じぇひょなー、プデュ始まるで」
ここ最近の僕の楽しみといえば、1週間に一度放送されるこの番組だった。
正直、produce番組は苦手だった。
なぜなら大手事務所の僕たちにとってライバルグループになるからだ。
…しっかしそんな事を思っていても、推しができた瞬間に考えとは変わるものだ。
「っはぁ〜今日もかわええなあA」
デレデレしながらそういうユタヒョンを横目で見る。
マグカップに入ったコーヒーをすすりながらテレビに目を移すと、
僕たちの推しである九条Aが写っていた。
…この番組を見始めたきっかけってなんだっけ。…おそらくユタヒョンだった気がする。
「日本人出てるんやで。それもめっちゃかわいい。皆見よ」
ヒョンが可愛いっていうのはアニメの中だけかと思ったら違うみたいだ。
どれどれ、ヒョンが可愛いっていうなら見てやるかなんて品定めの気持ちで見始めたのが間違い。
俺たちはすぐAのファンになってしまった。
「…ほんっとうにかわいい〜〜。早くイポイポの本番みたい〜」
あのテヨニヒョンまでこのザマだ。
九条Aは本当に、致死量の魅力の持ち主である。
「来週の放送みたいやでイポイポ。あアカン俺投票してへん投票しよ」
スマホをいじり始めるユタヒョンにつられて、メンバーのそれぞれも同じことをし始める。
…僕なんて今日早朝7時から投票しましたけどね。なんて大人げない考えは心にしまっておこう。
「…会ってみたいなぁ」
ふと、無意識に口から出た言葉。
ユタヒョンも「それなぁ」と返してきた。
僕たちほどの有名人なら、きっとどうにかして会えるだろうけど彼はまだ練習生だ。
番組の収録、練習やらで忙しいはず…となると、本格的に近づけるのは番組終了後になるかな。
―――今まで、こんなにも何かを欲しいと思ったことは無かった。
だって欲しいものなんて、苦労せずともいくらでも手に入ってきたから。
そんなもてはやされた僕ですら、彼が欲しいと思ってしまう。
恐るべき自分の執着心、いや恐れるべきなのは僕をこんな風にさせる彼自身か。
「…九条A…。」
なんとしてでも、知り合ってみせるよ。
…待っててね。
気づけば飲み終わるコーヒーを見つめて、瞼を閉じた。
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ao_314(プロフ) - NCTの供給ありがとうございます！！！！！！！！！！ (2023年4月24日 16時) (
レス) @page34 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
じょんも娘 - ヨハンだけ手抜きの下り笑いました (2020年3月19日 16時) (レス) id: ce6d783c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルの最中
| 作成日時：2020年1月30日 21時
