悪化 ページ28
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おでこにあった汗がポタリと垂れ落ちる。
気温が高い。脱水になりそうだ。
「……じゃあ次、イポイポチーム」
とうとう、中間発表の日がやってきた。
前に並ぶのはトレーナーさん達で、少し緊張しながらも立ち位置につく。
緊張か、はたまた栄養不足か――クラッとしたのもつかの間、曲が流れ始めてフリを踊る。
…あぁ、ぼーっとする。フラフラする。
やっぱり最近食べてなかったのがここに来たのだろうか。
しかし、ここでぶっ倒れてはいけない。その強い信念だけで、
何とか一曲踊りきることができた。
踊った後は、ヒョン達から可愛いって声がたくさん聞こえてくる。
嬉しそうに手を振るドンピョを見てると、先生たちからコメントを言われた。
「…全体的には良いけど、フリがそろってない部分があったかな。
…そして、ルイ。」
ユンジョン先生に名前を呼ばれる。
「っはい」
びくっと肩を震わせて先生を見ると
「…なんか、あなたらしくなかったわ。ただ踊って歌ってるだけっていうか…。
そりゃあなたは可愛いからこのコンセプトに合うわけで、ただ踊って歌ってもやりきれるポテンシャルはあるわ。
けど、魅力が全くない。何も楽しそうじゃない。
歌詞の意味、歌の意味をちゃんと理解してる？
ここ最近練習漬けだったの知ってるだけに、少し残念だわ」
「…はい」
先生にはお見通しだったみたいだ。
具合の悪さから、どこかぼーっと踊ってたのが見え見えだったみたい。
「…ルイ。具合でも悪いの？顔色が優れないぞ」
「…大丈夫です」
僕の小さな声に、心配した顔をするヨンジュン先生。
少し申し訳なくなりながらも、挨拶をして元の場所に戻ろうと思った。
―――その瞬間、目の前がカッと白光して、何も見えなくなった。
「っヒョン！！！！！」
誰かの叫び声が聞こえる。
バタンという勢いのある音とともに、僕の意識はそこで途切れた。
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ao_314(プロフ) - NCTの供給ありがとうございます！！！！！！！！！！ (2023年4月24日 16時) (
レス) @page34 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
じょんも娘 - ヨハンだけ手抜きの下り笑いました (2020年3月19日 16時) (レス) id: ce6d783c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルの最中
| 作成日時：2020年1月30日 21時
