心配 ページ11
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「っヒョン！！！」
控室に入るや否や、すぐにヒョンジュンが抱きついてきた。
「…ヒョンジュン…」
「ヒョン、ごめんなさいっ。僕、なんにもできなかった」
ひっくひっくとしゃくりあげて泣くヒョンジュンを見て、胸が痛くなった。
「…ヒョン。………何て言ったら分からないけど、本当に、怪我とかなくて安心しました…。
…けど、ヒョンをこんな目に合わせたアイツが憎いです。
…憎くて憎くて、どうしようもない」
ミニが涙を流しながら、俯いた。
周りを見ると、ハンギョリヒョン以外のメンバー全員が泣いていて、
「…なんで、皆泣いてるの」
そう、問いかけてしまった。
「っ！当たり前じゃないですか！
ヒョンがあんなことされてるのに、何もできなかった自分たちが憎いんです。
っ僕たちのヒョンが殺されそうになったってのが恐くて 恐くて、
ヒョンがいなくなったらどうしようって」
そこまで言って、ミニはまた泣き出してしまった。
ヒョンジュンも、ウォンジンも皆、涙を止められないように泣いてて
黒く染まっていて固まっていた僕の心が、少しずつ、少しずつ溶けていくようだった。
「…皆、もう泣くのはやめよう。…Aは、一応無事だったんだから。
俺たちが今やるべきなのはバトル本番だ。…心を入れ替えられないかもしれないけど、
もうやるしか道は残されていない。」
シフニヒョンの言葉に、皆コクコクとうなずいた。
「…A、リハーサル休む…？」
ハンギョルヒョンが心配そうに僕にそう言った。
…本当は、休みたいのが本望で。
今この状態で、まともにステージをこなせるか自信が無かった。
けど、僕を本気で心配して、僕のためにこんなに泣いてくれる仲間たちを見ると、
本当にそれでいいのか？って思ってしまった。
「………でます」
たった3文字。それだけで僕の今後は変わるんだろう。
この決断が、僕に何を与えるかは分からないけど。
今、目の前にいる人達を 裏切りたくない
その一心が僕を動かした。
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ao_314(プロフ) - NCTの供給ありがとうございます！！！！！！！！！！ (2023年4月24日 16時) (
レス) @page34 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
じょんも娘 - ヨハンだけ手抜きの下り笑いました (2020年3月19日 16時) (レス) id: ce6d783c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルの最中
| 作成日時：2020年1月30日 21時
