24.異変その５ ページ26
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「……んえ？」
誰だろう、ドアの方向を見上げてみたけど、ちょうど机と椅子が邪魔をして見えなかった。
「……ジャ、ジャンハオ様……！」
パーマ女が幽霊でも見たかのように叫んだ。
まさか、ジャンハオ先輩が来てくれるなんて。
顔はよく見えないけど、先輩はスマホを私達に向けていた。一体、どういうことやら。
「……はい、そこまでね。」
ピロン、と言う音がした。
この音、動画を取り終えた後に鳴る音だ。
「……3年2組、チョン・ヨナ、ソン・ヘギョン、パク・ミジョン。
君たちのやっていた事は犯罪に該当するね。」
「へ？」
「スカートを切るよう指図したのは強制わいせつ罪だね。
あと転ばせたのは傷害罪、上靴を盗んだのは窃盗罪。
今ここに証拠あるけど、さぁどうする？警察でも行く？」
スマホをプラプラ、と手で遊んでいるジャンハオ先輩。
……かっこいい、リーガルハイかと思った。
ヒーローを見つけたみたいに私の目がキラキラと輝いた。
とりあえず、食堂で『悪魔』とかピーピーわめいていたあの時の私をつまみあげたい。
この人は正真正銘、ヒーローなんだぞって教えてあげたい。
「……あ、あの〜私達。その。嫌がらせのつもりなんてなくて！」
はぁ！どこが！？
嫌がらせってさっき言ってたじゃないの！
目を真ん丸にしてその三人を見た。タジタジするな！
「……っあはははは！」
ジャンハオ先輩はお腹を押さえて笑い始めた。
言っちゃ悪いけど悪魔みたいな笑い声に、その三人は肩をビクッと震わすのが見えた。
「あぁ、笑える。……だから女って嫌いなんだよね。」
彼はコツコツと足音を鳴らして、ゆっくりと近づいてきた。
その三人と対面するかのように立ち止まる。
ジャンハオ先輩が放つオーラは物凄いもので、オーラだけでも圧倒されてしまった。
「失せてくれない？ブスの顔見ると具合悪くなっちゃうんだよね」
ジャンハオ先輩はその三人に冷たく言い放つ。
「ひっ……！酷い！」
クリティカルヒット、大ダメージ！
その女達は今にも泣き出しそうな顔でぷるぷると震えていた。
「あと、これ以上この子に何かするつもりなら、退学処分ね。
本当は今にでもしたいところだけど、
もう退学させられる限度人数超えちゃったんだよね。残念。」
ニコニコ、とジャンハオ先輩は笑っている。
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ヨルの最中(プロフ) - あゆみさん» コメントありがとうございます！励みになります〜☺️ (2023年4月2日 0時) (
レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 一昨日この素敵な作品を見つけてもうここまで読んでしまいました🥹❤️大好きです！！これからも素敵なお話楽しみにしてます🫶🏻 (2023年3月26日 0時) (レス) @page47 id: d903579d41 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルの最中(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます‼️ 嬉しいです🥲 (2023年3月25日 23時) (レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
ヨルの最中(プロフ) - スヨンさん» 引き続きコメントありがとうございます〜😭❕ (2023年3月25日 23時) (レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
ヨルの最中(プロフ) - しのさん» コメントありがとうございます🥲 ジャンハオ会長、書いていて楽しいです🥲 (2023年3月25日 23時) (レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルの最中
| 作成日時：2023年3月17日 23時
