23.異変その５ ページ25
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「誰ですか」
一旦、名前でも聞いておくか。
冷たい声で言い放つと、さらに冷たい声で言い放たれた。
「はあ？名乗るわけないでしょ。
あたし達から言いたいことはただ一つよ」
「私は山ほどあるんですけど……。
これまでの被害は全部、あなたたちのせいなんですか。」
怖くない、嘘。
やっぱ少し怖い。
売られた喧嘩は買いたいけど、実際にやると怖い。
誰かと争う事は運動会か学力テストでしか無かったから、こんな経験初めてだ。
今の私をオッパとユジンが見たら驚いて声も出ないだろう。だって、私良い子だもん。
優しさが取り柄、みたいなそういう女だもん。
「フン、そうよ！
ジャンハオ先輩の秘書だからっていい気になってんじゃないわよ。
ついでにハンビン君にも近づきやがって！」
お決まりの台詞を言われた。
どうせ、そんな事だろうと思ったよ。
そしていつかこうなる未来も見えていたよ。
「だからあんたが秘書を辞めて、
これ以上あの二人に近づかないと約束するなら、嫌がらせもやめてあげる」
「どうせあの２人にしつこく付きまとって迷惑かけてるんでしょ？
ジャンハオ先輩もハンビン君もアンタなんか眼中に無いんだからね」
呆然とした。呆然、呆れ……それは怒りなど超越した先にあるものだ。
私が付きまとっている？ジャンハオ先輩が設置しているとやらのカメラのデータを見せてあげたい、そしたら納得してくれるだろうか。
「さぁ、どうすんのよ。」
リーダー格のパーマ女に詰め寄られた。
何を言い返そうか。
とりあえず、スカートと上靴、傷ついた私の膝に謝ってもらっていいですか……とでも言おうか。
あぁ、心臓がバクバクして言葉が出てこない。口を開こうとしても、少し怖くて言えなかった。
虚勢を張ってしまったか、目には目を歯には歯をといっても、怖いものは怖いのだ。
「っ黙ってないで、答えなさいよ！」
その女との距離がぐん、と近くなって腕を振りかざすのが視界に入った。
やばい、これはぶん殴られる。ギュッと目を瞑った瞬間に、教室のドアが開いた。
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ヨルの最中(プロフ) - あゆみさん» コメントありがとうございます！励みになります〜☺️ (2023年4月2日 0時) (
レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 一昨日この素敵な作品を見つけてもうここまで読んでしまいました🥹❤️大好きです！！これからも素敵なお話楽しみにしてます🫶🏻 (2023年3月26日 0時) (レス) @page47 id: d903579d41 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルの最中(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます‼️ 嬉しいです🥲 (2023年3月25日 23時) (レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
ヨルの最中(プロフ) - スヨンさん» 引き続きコメントありがとうございます〜😭❕ (2023年3月25日 23時) (レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
ヨルの最中(プロフ) - しのさん» コメントありがとうございます🥲 ジャンハオ会長、書いていて楽しいです🥲 (2023年3月25日 23時) (レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルの最中
| 作成日時：2023年3月17日 23時
