21.異変その５ ページ23
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―――異変、その５。最終話。
これはジェイ先輩に絡まれた日の翌日である。
『明日楽しみにしてな！』と言われたことをぽやぽやと考えながら登校した。
もしかしてドッキリ？これまでの嫌がらせはドッキリでした〜とかないかな。
外靴を脱いで下駄箱を確認する。
よし、今日も上靴無事だな。デイリーミッション達成。
上履きを取ると、その奥においてあったであろうピンク色の封筒が目に入った。
「……ん？何これ。」
取り出して見ると、表には「キム・Aちゃんへ」と書かれている。
見たこともない字だ。割と達筆、誰だろう。
ラブレター……？とか在りもしない妄想をしちゃって、首をぶんぶんと振った。期待するな、私。
ここで開けるべきか……迷ったけどまだ生徒は来ていないし、開けちゃおう。
開けると、ハート型の便箋が出てきた。
……なんとなく、嫌な予感がする。
「えーっと、なになに。
Aちゃん今日17時に生徒会室に来てね、もちろん１人でね♡
来ないと、どうなるか分かってるよね？
ハオ、待ってるからね。かりちゅまぢゃんはおより。
……き、気持ちわるっ！！！」
思わず手紙を床に投げ捨てた。
読んでいて後半は特に鳥肌が立って体調不良になりそうだった。
ジャンハオ先輩、こんな手紙書くキャラだっけ！？
それも文章怖いし、これただの悪魔からの果たし状じゃん！
ぷるぷると指が震えた。ジャンハオ先輩はこんな手紙バカにしそうなタイプだし……。
……いや、待てよ。これ、罠じゃないかな。
ジャンハオ先輩に見せかけた、嫌がらせの張本人からの手紙だったりして？
そう思うと、行くか行かないか非常に迷い所だった。
けど、もしジャンハオ先輩本人だったら……。
行かないとシバかれる未来が想像できた。多分朝までこき使われるのは確定だ。
でも、ジャンハオ先輩ならそもそも『わんこ』って書く気がするんだよな……
あぁ、もう分からないや。
床に投げた気色悪い桃色の手紙を拾い上げて、教室へと向かった。
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ヨルの最中(プロフ) - あゆみさん» コメントありがとうございます！励みになります〜☺️ (2023年4月2日 0時) (
レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 一昨日この素敵な作品を見つけてもうここまで読んでしまいました🥹❤️大好きです！！これからも素敵なお話楽しみにしてます🫶🏻 (2023年3月26日 0時) (レス) @page47 id: d903579d41 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルの最中(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます‼️ 嬉しいです🥲 (2023年3月25日 23時) (レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
ヨルの最中(プロフ) - スヨンさん» 引き続きコメントありがとうございます〜😭❕ (2023年3月25日 23時) (レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
ヨルの最中(プロフ) - しのさん» コメントありがとうございます🥲 ジャンハオ会長、書いていて楽しいです🥲 (2023年3月25日 23時) (レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルの最中
| 作成日時：2023年3月17日 23時
