35.女嫌いの真相 ページ38
.
カレー作りは、怪我したウンギ君を除いて、４人で進めた。
所要時間は40分くらい。
5人分と言えど意外とすぐに終わって、皆で作ったからか凄く美味しく感じた。
「お腹いっぱい〜」
「この後もう部屋戻るだけだよね？」
後片付けをして、皆で宿舎へと戻る。
ウンギ君はずっと、バツが悪そうな顔をしているのは気になったけど。
「美味しい」という感想も聞けたから、まあ良しとしよう。
＊＊＊
各自部屋に戻って、お風呂の時間までは待機になる。
同部屋にはミナの他にも、今まで話したことの無い女子２人がいて、
ユア、とミヨンだよと自己紹介してくれた。
話の話題は「誰がかっこいいか」という宿泊研修あるあるの会話になった。
「Aちゃんは、やっぱりマシュー君？」
「だと思った！マシュー君と付き合ってるって聞いたけどどうなの？」
「いやいや、付き合ってないよ。ただ仲いいだけ」
と否定しても、２人ははあまり納得がいっていないようだった。
おそらく、噂好きな女の子たちだ。誰と誰が付き合っているかで10時間くらい会話が出来そうな、そういう。
「他のクラスの子も皆、マシュー君とAちゃんは付き合ってるって言ってるよ」
皆、の概念を確かめたい。それは本当に皆なのか、という。
「……まぁまぁ、本人とその親友が否定してるので！」
助け舟のミナ。こういう時、ミナって凄く助けてくれる。
「そっかぁ〜、まあマシュー君とは付き合わない方がいいよね」
「え、なんで？」
「マシュー君中学の時遊んでたらしいよ。私、マシュー君と同じ中学だから話聞いてたんだ」ユアがそう話す。
「え！？あのマシューが？」
女嫌い、はどこに！
「うん、中学の人とかじゃなくて。高校生とか大学生とかと遊んでたって聞いた」
「え、え！？」
マシュー、年上派なんだ。
年上のお姉さんからしたら、ポワポワしているマシューは可愛くて仕方ないのかもしれない。
ヌナキラー代表、うちのユジンみを感じる。
そして、マシューが言っていた面倒くさい女とは中学の時の子に限定してるんだと分かった。
マシュー、凄く精神年齢が高い。ストレートゾーンも年上に行くあたり、察する。
「意外だよね〜あんな純粋そうなマシュー君がさぁ」
「それも中学ででしょ？ぶっ飛んでるわ」
「だからマシュー君とハンビン君って、中学時代凄いモテてたけど彼女いなかったんだよね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 964人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヨルの最中(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！毎日の癒しと言って貰えて嬉しいです、、、 (2023年3月20日 10時) (
レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
なな - 初めまして！！ボイプラの夢小説が読みたくてこの小説に辿り着きました！毎日の癒しになってます！展開が読めなくてわくわくしています！更新楽しみにしております！！ (2023年3月17日 23時) (レス) @page50 id: 5c5df81be3 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルの最中(プロフ) - スヨンさん» ありがとうございます‼️ (2023年3月17日 11時) (レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
スヨン(プロフ) - ジャンハオ先輩の登場嬉しすぎます！！更新楽しみにしてます☺️ (2023年3月14日 1時) (レス) id: 39a7c5fd09 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルの最中(プロフ) - はにさん» 前作に引き続きコメントありがとうございます😻 (2023年3月7日 20時) (レス) id: 3ee7ed234a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヨルの最中
| 作者ホームページ：https://twitter.com/Nightmonaka
作成日時：2023年3月4日 1時
