読めない彼女 。【 斉Ψ 】

9 . ページ9

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朝 。
いつものように ずっと寝ていたくなるテレパシーを
無視して 、 朝食を食べ 学校へ向かう 。


その途中で


「 … あ 楠雄クン 。 」

『 Aさんおはよう 。 』

「 ウン 。 おはよ 。 」

いつも通り 声は聞こえない 。
ふふ 、 この時間は何者にも変え難いな 。

「 きーて 楠雄クン 。 」

『 ？ 』

「 昨日ね 、 見るからにアッチ系の人に絡まれたんだよ 。 」
「 それでさ あこれ終わったな って悟った時にさ 、 」
「 紫髪のメガネくん が 助けてくれたんだよ 。 」

ああ 、 あの時か 。
もう一足先に帰っていたら 僕が助けていたのに 。
後ずけで かっこよかったよ ー 。 と 微笑みながら
僕に向かって話す 。
その話はもうやめて欲しいものだ 。
心が もやもやしてしまうのだ 。

『 Aさん 』
「 … ん ？ 」

やってしまった 。
用がないのに呼んでしまった 。

『 っ 、 それは 、 その 災難だったな 、 』

おかしい 。
はあ 、 いつも通りに話せんな 。
超能力者(ぼく) らしくない 。

「 … うん 。 すっごい災難 。 」


それでも こうやって 話してくれるAさんは
ほんとに優しい と想う 。







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「 今日はちゃんと受けないとなぁ 、 授業 」
『 …… 寝るオチが見て得るんだが 。 』

「 zzz 」

…… ほらな 。




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ねくすと 💍

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