ベビーフェイスに出会いました (ページ15)

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ベビーフェイス１４ページ15

Aside

合コンではなるべく浮かないように眼鏡をかけた

度は入ってないから伊達眼鏡だけど

不安だなぁ。まっちゃんの時より不安だ

まあそうだよね、知ってる人と知らない人じゃあそうなるか。

凛｢おう！A～！って何でメガネ？｣

『影薄くなろうと思って』

真｢ははっ、頑張れww｣

志｢まあ彼氏が居るAは仕方がないか｣

『だから居ないって～』

・

人も集まり影を薄くするのを目指したのだが

｢Aちゃんだっけ？俺メガネっ娘好きなんだ｣

『そ、そうなんですか』

｢でもさ、何で付けてるの？取った方が可愛いよ？｣

『いえ！これは外しません！』

｢おいおい、お前独り占めかよ｣

｢俺らにも話させろよ｣

｢もう時間経ってるだろ？｣

凛｢皆さん交代しましょう！ほらほら｣

真｢Aに触ってんなクソが｣

志｢心の声漏れてるよ｣

凄い荒れようだな。

こんな合コン初めてなんだけど

由香、やっぱり私には抜け出せないよ

とりあえず私は男から離れ、皆の取り皿に食べ物を乗せた。

雑用でも何でもやるから話しかけないで！
と思いながらやり続ける。

学科製菓だからって、料理しない訳じゃないから取り分けるぐらい秒で終わってしまう。

｢Aちゃん、こっち来なよ～｣

『え、いや』

｢ほらほら｣

『え！』

｢Aちゃんは何が好き？今度ご飯にでも行かない？連絡先交換しようよ！｣

『えっ、と』

しつこいし、助けて由香～！！

コンコン

｢失礼します｣

『え、なんで』

真｢うわ、イケメン｣

｢おいおい、部外者が来んじゃねぇよ｣

零君が来てくれた。
由香、零君に連絡したの？

降｢すみません、Aを迎えに来ただけなので｣

『わっ』

降｢連れて帰りますので｣

｢は、何言って｢どーぞお持ち帰りください！｣｣

凛｢A、またね～！(後で事情聴取だ)｣

真｢気をつけて～(どこでイケメン釣ったのA！)｣

志｢ばいばーい(これは明日聞かないとな)｣

皆の心が読めた気がする。

でも帰らせてくれるのはありがたい。

お店を出ると少し機嫌悪い零君。

『どうしてここに？』

降｢あぁ、松田に頼まれたからな｣

『まっちゃんに』

降｢もう無闇に行くなよ？心配した｣

『うん、ごめんね。ありがとう』

やっぱり、零君と居ると落ち着くんだよね

なんか気が安らぐっていうか。

何でだろう…