私の旦那は童顔ことベビーフェイス

ベビーフェイス２２ ページ23

Aside






今日はやけに温かいなって思ったら、
零に抱き締められていた。


昨日の事思い出すだけで恥ずかしいけど、嬉しかった。





『大好き』

降｢…俺も｣

『！零ｯ、起きてたの』

降｢あぁ、おはよう｣

『ｯおはよ』






零は私のことを抱き寄せ、背中に手を回した


何かを話す訳でもない
ただ見つめ合ってる

だけどこの時間がとても好き





零と一緒に居れる時間は限られている
公安がある日の方が多いから、
1日会えない時だってある。






少しでも長く零と一緒に居たい







だから決めた









『零』

降｢なんだ？｣

『私、ポアロで働く』

降｢！ほんとか…？｣

『うん、少しでも一緒に居たいから』

降｢そうだな｣







一緒に働けるなんて夢だよね
しかも一緒に居れる時間が増えるっていうのが一番のメリットだから。







降｢なんかA、体熱くないか？｣

『え？』





確かに体が熱い。
零と抱き締め合ってたからわかんなかったけど
でもちょっと頭も痛いし、怠かった。





降｢もしかして熱あるんじゃないか？｣

『そうかな、？』

降｢ちょっと待ってろ、体温計持ってくるな｣

『うん』






零に体温計を持ってきてもらい熱を測る





『38.4度』

降｢高いな。今日はゆっくり休んだ方がいいな｣

『だね』






何やらどこかに電話をし始める零
誰にかけてるんだろう？






降｢あぁ、風見。今日何だが行けなくなった。明後日に行くことにする｣






風見さんか。
ってあれ、今日行かないのかな
もしかして私のために？
だったら悪いことしちゃったな。





『今日行かなくていいの？』

降｢あぁ、Aを看病しないとダメだろ？｣

『え、でも…』

降｢大丈夫。だからとりあえず服着るか｣

『うん』






服着てないこと忘れてたよ
体が熱くてそれどころじゃなかった





降｢服着させてあげようか？｣

『//それぐらい自分できるからｯ』

降｢ははｯ、じゃあ着替えて寝てろよ？俺は冷えピタ持ってくるから｣

『//わかったよ』






ﾊﾞﾀﾝ



零が居なくなって静かになる


一人ってこんなに寂しいんだね
風邪だからかも知れないけどとても寂しくなる。

一人がこんなに嫌なのは初めてなぐらい

零のさっきまでの温もりがもう冷たい
もっとギュってしたりキスしたりしたいよ。





そんな事考えていたら

急に頭がぐわんぐわんして

眠気が襲ってきた。

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