私の旦那は童顔ことベビーフェイス

ベビーフェイス１９ ページ20

降谷side




今日もいつもの様にポアロで仕事をしていた





梓｢安室さん大変！！アイスクリーム無くなっちゃったの！買ってきてもらえる？｣




なんて言われてしまったから、行くしかない。


そしてアイスクリームを買いポアロに帰っているとAらしき人が歩いていた。

あれは絶対Aだ
あんなに可愛いやつは俺の妻だけだからな。

少し驚かすつもりで後ろから抱き締めた。
振り払われるだろうなんて思ったのだが、少し驚いたものの一切振り払わず、俺の顔を見ると、
零か〜ビックリしたと言うだけだった。



いやいや、流石に振り払らってくれ
俺だとしても気付くまで結構時間あったぞ？

これだから俺の妻は困るんだ
だが、天使だから許してしまう。



その後、お店を辞めることになったと聞いた

でも俺がどうこう言える話じゃないからな

本当だったらポアロで一緒に働きたいとか図々しい事言ってしまいたいところなんだが自分で決めてほしかった。


今までずっと俺の事ばかり考えて、
どれだけ我慢させてしまっただろうか。

だから仕事とかやりたい事は我慢せずにやってほしいって思う。



だが本音は一緒に働きたいから、
園子さんが言ったことに否定出来なかった
逆にナイス！って思ってしまった。




家に帰ったらもちろん怒だった
とっても可愛かったが。



いやその前にひとつ、
今の状況を説明しときたい…






『零』

降｢なんだ？｣

『…』






このやりとりばかりなんだ
しかも俺の膝の上に座ってるんだぞ？
お前は子犬なのか？って思うぐらいくっ付いてる







『ギュッてして？』

降｢ｯあ、あぁ｣

『離さないでね』

降｢わ、わかってるよ｣





何なんだ？デレ期なのか！？


ふと前の机を見た時、
お酒入りのチョコが置いてあった

もしかして酔ってるのか？
Aは酒にとても弱い
昔バーボンを飲んだ時、凄いことになった。





『零ｯ』

降｢ｯ！｣







正面を向いて抱き締められた







『愛してる』

降｢…Aｯ...俺も愛してるよ｣






そう言うとAは俺の胸に顔を押し当てた

何なんだ。この可愛い生き物。






『離れないで』

降｢絶対離れないさ｣

『っうん』








優しく抱きしめる。


あああ。可愛い。

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