私の旦那は童顔ことベビーフェイス

ベビーフェイス１７ ページ18

Aside





店長の母親が亡くなって家の事を頼まれたらしい
店を自分の実家でしつつ、家事も両立してやらなくてはいけないみたい。

他人だからどうこう言える話じゃない
続けたくても続けられない。
お店はもう閉めてしまうらしい。
明日から来なくていいと言われたから



それよりお母さんが亡くなってつらいだろう
私は昔家族を亡くしてるからとても分かる


零だって…


あぁ、最近涙脆いんだよな
考えるのやめよう





ｷﾞｭ





突然誰かに後から抱き寄せられた
驚きの余り声が出ない






安｢ちゃんと周りを見てないと襲われますよ？｣

『！？零ｯか〜ビックリした.......いてッ』

安｢透です｣

『ごめんって』





零だった。
名前をつい呼んじゃったからデコピンされた
零のデコピン地味に痛い





安｢ビックリしたじゃないですよ？これが僕じゃなかったらどうしてたんですか｣

『ごめん気をつけるね。透はなんでここに？』

安｢梓さんに買い出し頼まれて、その帰りです｣

『そうなんだ』





そういえば今日はポアロの日だったね
朝、変わったこと言われたんだった





安｢今日は仕事終わるの早いですね？｣

『そう、なんだよね…』

安｢何かあったんですか？｣






仕事の事を聞かれたので零に話すことにした
今日の事全てね。
これからどうするかとかも含めて






『今から仕事見つけるなんて大変だし』

安｢でもAは辞めたくないんでしょう？｣

『うん』

安｢Aが好きなようにやればいいと思いますよ｣

『そうだね』





零は優しいから仕事続けるのを止めたりなんてしない。
本当は、公安だから私はなるべく家から出ない方がいいと思うんだけど、やりたいようにすればいいよって言ってくれる。





安｢これからポアロに寄って行きますか？｣

『お腹空いたから寄ってく！』

安｢ははｯ、じゃあサンドイッチでも食べます？｣

『食べる！』





ｶﾗﾝ





安｢梓さん、買ってきました｣

梓｢ありがとうございます！Aさん、お久しぶりです！｣

蘭｢Aさん！｣

園｢Aちゃん！｣

『梓さん久しぶり〜！やっほ、蘭ちゃん、園子ちゃん』

蘭｢あれ、Aさん今日は帰り早いんですね！｣





やっぱり思うよね
いつもカフェに来て話してたりしてたからね

さっきの様にお店の事を伝えたら






園｢じゃ、ここで働いちゃえば？｣





え？？

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