私の彼氏は童顔ことベビーフェイス

ベビーフェイス１７ ページ18

Aside






ファミレスから出て由香を見送った私
近くにあったベンチに座った。





『結婚か』





由香はこのまま進めばきっと結婚するだろう


でも、私は、いつするんだろう。
前に由香に聞かれたけど、答えられない事があった

由香も零の事を知ってる数少ない人の一人だけど、
知ってるからこそその後は聞いてこなかった。




私と零は出会って10年、恋人になって9年経つ

普通ならば結婚してもいい歳だし
もうそろそろ子供も出来てもいいのに、高齢出産だけは避けたいなぁ。


本当ならば、5年前ぐらいには結婚する予定だった
けれど零が組織に侵入するって決まってから忙しくなり、私を危険な目に合わせたくないと結婚は後になった。


わかってる、わかってるけど、
やっぱり友達とかが皆結婚していくと
自分も早くしたいという願望が強くなってくの。
零だって我慢しているからしなくちゃいけないのに
駄目だな私、最近涙もろい。

おばさんになったのかな

もうすぐ三十路だしね





コ｢Aさん！｣

『コナンくん』





コナンくんと眼鏡をかけた男性が現れた

凄く眼鏡の人に見られてるのは気のせい？





コ｢こんな所に居てどうしたの？｣

『ちょっと考え事しててね、それよりそちらの方は？』

コ｢親戚の昴さんだよ！｣

昴｢沖矢昴といいます｣

『姫野Aです』

昴｢Aさんですか、よろしくお願いします｣

『よろしくお願いします沖矢さん』

昴｢名前で構いませんよ？｣

『わかりました』

昴｢Aさん、これから用事とかありますか？もし良かったら私が借りている家に来ませんか？｣

『いえありませんけど、迷惑じゃないですか？』

昴｢そんな事ありませんよ。ね、コナンくん？｣

コ｢うん！それにAさんに聞きたいことあったから｣

『そう？じゃあお言葉に甘えて』





コナンくんが聞きたいのはきっと組織の事だろう
私はあんまり教えられてないからな。

それに昴さん会ったことあるような気がするけど
気の所為かな？




ﾁｮﾝﾁｮﾝ

ん？



コ｢Aさん｣




コナンくんが私の服を引っ張った。




『どうしたの？』

コ｢Aさん、何かあったの？｣

『大丈夫。何にもないよ』

コ｢‥‥そっか｣





言いたくないのがわかったのかそれ以上聞いて来なかった。

そんなことを考えながら、コナンくん達と家に向かった。

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