私の彼氏は童顔ことベビーフェイス

ベビーフェイス１６ ページ17

Aside




今からどうしようかな
零も居ないし、カフェは休むって言っちゃったみたいだから。
起きなかった自分が悪いんだけどさ



ﾌﾟﾙﾙﾙ



『もしもs？｢ねぇ！A〜！｣ちょ、何？』





電話してきたのは高校時代からの親友の山本由香(ゆか)だった





由｢ねぇ、今から会えない？｣

『今から？特にないからいいけど』

由｢じゃ、今からいつものファミレス集合ね！｣

『うん、わかった』





急に用事が入っちゃった
カフェ休んで友達と会うってダメなことしてるよね








_______________








由｢あ！こっちこっち！｣





ファミレスに着くと由香はもう既に着いていた
そして私はミルクティー、由香は紅茶を頼んだ。





『わざわざ呼んでどうしたの？』

由｢あのね、悠太の事なんだけど｣

『悠太くん？どうしたの？』

由｢その悠太にプロポーズされたんだ｣

『えぇ！！？良かったじゃん！！』





由香は高校生から1個下の悠太くんと付き合っていて、ずっと2人を応援してきた。

それで悠太くんから相談も受けてたし

だから凄く嬉しかった。





由｢だけど、うちの親に反対されてるんだ｣

『職業柄がってこと？』

由｢うん、付き合う時は大丈夫だったんだけど、結婚ってなると父さんが反対しちゃうんだよね｣

『そっか。悠太くん、海上保安官だもんね』

由｢もし居なくなっちゃって1人になったらどうするんだって言って聞かなくて｣






悠太くんは中学生からの夢だった
海上保安官になった。
それは危ない仕事だし、いつ命を落とすかわからない
親も反対する理由がわからなくもない




零もいつも危険と隣り合わせだ。
今だってその危険な仕事に行っている

だから結婚は先にした。





『由香は自分の気持ち、ちゃんとお父さんに伝えたの？』

由｢ううん、まだ｣

『由香の気持ちをお父さんにぶつけてみなよ、本当に悠太くんと結婚したいと思うならね』

由｢結婚したいよ！！｣

『じゃあ決まった！今から言いに行ってきな！！』

由｢え！？｣





私は由香のお父さんに連絡をした
由香には幸せになって欲しいもん。





『ほら、行くしかないよ！』

由｢ちょA！｣

『後悔したくないでしょ？』

由｢……うん！わかった！行ってくるね！｣

『ふふ、いってらっしゃい！』






言い由香を見送った。


頑張って、由香！
私が一番、由香の幸せを願ってるから

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