＊４＊ ページ5
水原side
そして次の日…
私は学校に向かっていた。
電車に乗り、今日はかっちゃんと話せるきっかけが出来たらいいな〜なんて考えてた。
席近いんだから話そうと思えば話せるよね。
え、でも待って
高校始まって結構経ってるじゃん？
なんて話しかけるの！？
久しぶり、覚えてる？的な？
でもかっちゃん私の事見ても何も言ってこなかったのに？
あああぁぁぁ、ネガティブになってきた
もうどうすればいいんだ...
ﾌﾟｼｭｰ
ドアが開き電光掲示板を見る。
既に駅に着いていて、慌てて降りた。
『はぁ、危なかった』
定期を取り出そうとカバンを漁る。
ってあれ？定期がない。
ん？ここに入れたんだけど
ないよ！！？
『ない！どうしよ、、』
慌ててホームの方に向かう
下を見ながら探していると誰かにぶつかってしまった
『あっ、すみませんｯ.....！！』
上を見上げるとそこには電車で考えていた人がいた。
驚きすぎて言葉が出なかった。
「...これお前のだろ」
『え？』
私に差し出してきたのは、私の定期だった。
『わ、私の定期！！え！？何処に？』
「お前が電車から降りた時に落としたのが見えたから拾ってやったんだわ。」
『ｯ！よかった〜拾ってくれてありがとう！』
「...別に」
これで一安心だ。
...て、あれ？
かっちゃんと話してない！！？
やばいやばいやばい...
どどどど、どうしよう！！
私が焦ってる間にかっちゃんは既に歩き出していた
まじか！！！行っちゃうよ！！
『かっちゃん！！』
「...！」
『一緒に学校行きませんか！！！』
「...」
ん？あれ？
私何言ってんの！！！？
かっちゃんなんて目見開いてるよ！！！
ばかばか！！！私のバカ！！
けれど意外な答えが返って来て、、
かっちゃんはふっ と笑って、来いとだけ言った。
ｷｭﾝ
なんだろ、、
胸が締め付けられる。
かっちゃんの笑った顔久しぶりにみた。
いつもは怖いのに、その顔ズルいっ！！！！
･
その後は何も話さなかったけど、
何だか懐かしく感じた。
まあ私が勝手に昔と重ねて思い出に浸ってただけなんですけどね！！！
でも、一緒に居られたことが凄く嬉しかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ﾁｬﾝﾓﾓ(プロフ) - 氷翠さん» 初コメありがとうございます！嬉しいです！！更新とても遅いですがよろしくお願いします！ (2019年8月6日 14時) (
レス) id: fbb1335ac1 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - あぁ・・・めっちゃ面白い！かっちゃんめっちゃかっこよくて可愛い！更新ファイト！初コメ？失礼しました！ (2019年8月5日 16時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾁｬﾝﾓﾓ | 作成日時：2019年2月28日 0時
