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私が公園に着いてからだいぶ時間が経った。
『大丈夫かな、慶ちゃん……』
そもそも花火大会に行きたいと言ったのは私だった。
行けないのは分かっていたから、行きたいね〜なんて軽めに話していた。
そしたら慶ちゃんは色んな所の花火大会を調べてくれて、
私のために。危険をおかしてまで。
それで現に慶ちゃんはトラブルに巻き込まれているだろう。
ああ、本当に彼女失格だ。
慶ちゃんの無事をただ祈ることしかできない。
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慶『……A！ごめん待たせた！』
『慶ちゃん！！！……と、て、手越くん！？』
祐『やっほーAちゃん！』
なんで手越くんがここに……？
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慶『あのね、A。俺がこの花火大会を選んだなによりの理由は手越ん家の近所だからなの』
『どういうこと？』
慶『もし俺の正体がバレたら、まず疑われるのは彼女と来てるんじゃねぇの、ってことだと思ったのね。』
慶『だから、いざ何かあったら手越に電話かけるから手越は花火大会来てってお願いしてたの。』
慶『そうすれば花火大会は手越と来てますっていうことにできるでしょ？』
そんな。私のために、そんな。
『慶ちゃん……手越くんも、本当にありがとう……』
祐『全然！俺も前慶ちゃんに色々助けてもらったから(笑)……じゃ、俺帰るわ〜2人でごゆっくり』
慶『ほんとにありがとな手越！』
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慶『ほんと、ごめんな。普通のデートすらろくにできなくて。結局花火も見れなかったし』
『なんであやまるの！？慶ちゃんが私のために色々頑張ってくれてた、その気持ちだけですごくすごく嬉しいんだよ？……ありがとう、慶ちゃん』
慶『ありがとうA。……愛してる。』
『私もだよ、慶ちゃん』
その時、頭上で大きな花火があがった。
慶『……愛してる。』
もういちど慶ちゃんはそう言って、私に優しく口付けをした。
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Fin.
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さとみかん。(プロフ) - 皆様へのコメント、コピペで申し訳ありません。皆様のコメントが本当に心の支えです。本当にありがとうございます。 (2016年9月25日 17時) (
レス) id: 6bae885a8c (このIDを非表示/違反報告)
さとみかん。(プロフ) - はっぴーすさん» はっぴーすさんコメントありがとうございます！続編を作る事に決めたのでパート2もよろしくお願いします♪ (2016年9月25日 17時) (レス) id: 6bae885a8c (このIDを非表示/違反報告)
さとみかん。(プロフ) - 捺季さん» 捺季さんコメントありがとうございます！続編を作る事に決めたのでパート2もよろしくお願いします♪ (2016年9月25日 17時) (レス) id: 6bae885a8c (このIDを非表示/違反報告)
さとみかん。(プロフ) - 愛祐さん» 愛祐さんコメントありがとうございます！続編を作る事に決めたのでパート2もよろしくお願いします♪ (2016年9月25日 17時) (レス) id: 6bae885a8c (このIDを非表示/違反報告)
さとみかん。(プロフ) - ▽∞なづき∞▽さん» ▽∞なづき∞▽さんコメントありがとうございます！続編を作る事に決めたのでパート2もよろしくお願いします♪ (2016年9月25日 17時) (レス) id: 6bae885a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さとみかん。 | 作成日時：2016年7月21日 8時
