お見合い 六 ページ25
お見合い終了時間まで残り一時間を切った処で、村上が戻ってきた。
村上「うぅ、、銀河の果てを見た、、、ん？あれ？人変わってない？」
条野「気のせいですよ」
村上「え、あ、、、そうですか、」
納得しきれないながらも、自分も当初混乱し過ぎて彼の顔とかよく見てなかったし腹痛でそれどころじゃなかったからなと特に気にせず元の席に着いた。
それを確認した条野が口を開く。
条野「村上さん。今まで黙っていた事なのですが、私とAさんは結婚を前提にお付き合いしているんです」
村上「？！」
A「職場の方々には言っていなかったのでこの様なお見合いのお話になってしまいまして、」
村上「、、、証拠を見せて下さい」
A「え、、、？」
村上「自分で言うのも何ですがあなたを無理矢理この見合いに参加させた自覚はあります。悪いとも思っています、なので断られるのは構いません。ですがその理由が真実であるかどうか、僕には確かめる権利があります」
条野「成る程。やむを得ませんね、、、佐倉先生失礼します」ﾎﾞｿｯ
A「！」
条野がAの頬を両手で包み込み顔を近づけ、、、
キスをした。
村上「、、、最初から僕に勝ち目は無かったんですね。変な事要求してすみませんでした、」
そう告げるなり村上は部屋を出て行った。
ドドドドドド！！
村上が退室してから数十秒後、地鳴りの様な音がこちらへ近づいて来た。
バンッ
末広「条野！！！」
轟音を立てて扉を破り入って来た末広の顔は、普段の無表情はどこへ行ったのかと問いたくなるレベルで切迫していた。
条野を視界に捉えるなり目を更に吊り上げ、胸ぐらを掴み珍しく声を張り上げる。
末広「自分が何をしたか分かっているのか！」
条野「あなたこそ今し方自分がしでかした廊下や扉の損害への始末書と賠償金の存在を理解しているのですか？」
末広「そんな事はいい。今はお前が佐倉先生にした事の話だ！」
末広の条野の襟元を握る手に力が籠る。
A「落ち着いて下さい！誤解なんです！」
末広「誤解、、、？」
条野「、、、はぁ、」
末広の力が緩み胸ぐらを掴んでいた手が離れた条野は襟元を直し、盛大なため息を吐いた。
続く (更新停止中)
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壽(プロフ) - 糸繰 紅さん» ご指摘ありがとうございます、全く気付かなかったので本当に助かりました！また何かあれば教えていただけると嬉しいです！ (2023年2月22日 17時) (
レス) id: 46bda72861 (このIDを非表示/違反報告)
糸繰 紅(プロフ) - あの、オ/ リ/ フ/ ラ 立ってますよ.ᐟ.ᐟ違反報告の対象、低評価の原因なのでお早めの対処を〜.ᐟ外したらこのリプ消していただいて大丈夫です.ᐟ (2023年2月21日 18時) (レス) id: 2287d5e260 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壽 | 作成日時：2023年2月12日 17時
