お見合い 一 ページ20
A「お見合い、、、ですか、」
「あぁ。君も年頃だ、そろそろそういう相手が必要だろう。そんな時軍事会社の御曹司が是非君を娶りたいと言ってきてね、見合いの席を設けた。、、、どうだい？」
A「分かりました。お見合いだけなら、」
「助かるよ。では今週の日曜は空けておく様に」
ガチャ、バタン
A「、、、はぁぁ、」
ここ数年で一番大きな溜め息を吐いた。
A自身は見合い等したくないのだから当然の反応だろう。
断っても良いのであれば即座に辞退していた筈だ。
だが、政府の上役が直々に言いに来るという事は相手は所謂”お得意先”なのだろう、拒否権等はなから存在しない。
A(何故自分に、、、)
本人はそんな事を思っているが割とAは優良物件だったりする。
14年前の戦争を前線で経験し、現在は医者として軍に所属。
年頃であるし、顔もそこそこ整っている。
おまけに恋人もいないとなればその手の話が持って来られない方がおかしい。
実際、今までにも何度か案内は来た。
が、今回は今までにない程上役からの圧が凄い。
それは偏に見合い相手の強過ぎる要望にあった。
事の始まりは数週間。
軍事会社の御曹司ともなれば軍本部にも何度か出向いた事もある様で、その時廊下ですれ違ったAに一目惚れをして調べてみるとあれよあれよと良い情報が見つかり早急に見合いを申し込んだ。
軍も得意先の強い希望は無碍にできず見合いの後押しをする。
軍医一人の見合いで今後も良い関係を築いていけるならば願ったり叶ったりというわけだ。
経緯など一切知らないAは歳程まで理由を考えていたが、分からない事をいつまでも考えていても無駄なのでそれも諦めた。
A(まぁ、ちょっと一緒にご飯食べるだけだし、)
高いお店みたいだしお料理も美味しい筈、と無理矢理自分を励ました。
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壽(プロフ) - 糸繰 紅さん» ご指摘ありがとうございます、全く気付かなかったので本当に助かりました！また何かあれば教えていただけると嬉しいです！ (2023年2月22日 17時) (
レス) id: 46bda72861 (このIDを非表示/違反報告)
糸繰 紅(プロフ) - あの、オ/ リ/ フ/ ラ 立ってますよ.ᐟ.ᐟ違反報告の対象、低評価の原因なのでお早めの対処を〜.ᐟ外したらこのリプ消していただいて大丈夫です.ᐟ (2023年2月21日 18時) (レス) id: 2287d5e260 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壽 | 作成日時：2023年2月12日 17時
