人生の出会い、運命の交わり

前半（ほぼ）アニメ44話参照！ ページ39

賢治が道路の真ん中で手を振り、車を止める。


国木田「車輌盗難保険には入っているか？」

「え、入ってますけど、」

国木田「おめでとう。新車を購い直せるぞ」


逃走用車輌確保。



ブロロロロ、


強奪した車で捜査範囲を脱した武装探偵社はこれからの事を話し合い、情報収集と潜伏場所の当たりを付けていた。

与謝野「一ヶ所心当たりがある。業腹だけどね、」


「それは気になりますね」

国木田「？」

条野「我々にも是非教えていただきたい」

国木田「？！何、、、？！」


ガッッ！！

国木田(賢治の怪力を受け止めた、、、？！)


賢治がドアごと蹴り飛ばされ、谷崎は条野を抱えて車外へ引っ張り出した。


末広「この二人を斬れば良いのか」

条野「ええ、少しは役に立って下さい。猟犬最強の剣士さん」

末広「覚悟」


ドン！

末広の身体が車体に撥ねられ宙を舞う。


国木田「誰一人見捨てん！我が理想に懸けて、、、！」


賢治と谷崎を救出しに戻った車に捕まり、そのまま全速力で逃亡。

、、、の筈だった。


ー雪中梅ー


「「「「？！」」」」


逃げる車体を真っ二つに斬らて国木田達は外に弾き出された。

谷崎と彼を庇おうとした賢治、国木田がなす術なく近付いてきた末広の軍刀に斬られる。

彼等が動けないのを確認した条野の視線が車を切断された際に斬られた肩を押さえしゃがみ込む与謝野に向けられた。


条野「さて、次は、、、」


「待って！！辞めろ！！」


ザザッ


「「？！？！」」


空から声が聞こえてから数秒後、探偵社を庇う様に大きく腕を広げて二人の前に立ったその人物は、


谷崎「うっ、、、A先生、、、？」

A「助けに来ました」


与謝野「！！A、何してんだい！早く逃げな！」

与謝野は巻き込んでしまうのではと焦るが、末広と条野はそれを遙かに超える混乱と焦燥が頭の中を支配していた。


条野「何故佐倉先生がこんな所に、、、？！」

末広「佐倉先生、、、」

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