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＊ ページ16
視線が煩わしい。
私は腕を組み、何度目か分からない溜息をついて顔を横に向ける。
今は三時間目の英語。プレゼントマイクの授業中だ。
声高らかに叫ぶプレゼントマイクを見る。
声、枯れないのかしら
そして前を向くと大人数と目が合う。
…何でこっち見るのよ
敦と龍と目が合い、授業に集中しろという意味を込めて睨む。
と、横から声が掛けられた。
｢Heyリトル清原睨むなよ！可愛いお顔が台無しだぜ！｣
茶々を入れてくるプレゼントマイクを冷たい目で睨む。
｢貴方の食事に毒を盛ることなど容易いのですが？｣
｢怖っ！！毒何て持ってんのかよ！？｣
｢嘘です。薬品は持ってます。｣
｢薬品！？｣
叫ぶプレゼントマイクから目を離し、私は目を瞑った。
…昨日は怪我人が多いし、またどっかの組織に狙われてる事判明して夜遅くまで調べてたんだった。
眠い。このまま寝ようかしら、敦か龍が運んでくれるでしょ。
私は襲いかかる眠気に抗わず、そのまま意識を飛ばした。
終わり
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作者名：Ainyami | 作成日時：2019年8月18日 11時
