19 教室 ページ20
敦side
Aちゃんに励まされて、思い切って扉をノックした。
大丈夫、Aちゃんに心配なんてかけられないんだ。
息を吸い込んで、開いた扉から叫んだ。
「失礼します！中島敦です！相澤先生来ました！」
一気に吐き出して、職員室の中を見回した。
相澤先生は…いた。
先生は何か書類を持ってゆらりと気だるげに立ち上がった。
「おはよう。行くぞ」
「はい！」
「はい」
相澤先生の後をついて行きながら、校舎を見る。
広いなあ、学校ってこんなに大きいのかな。あ、そうだ、Aちゃんが此処はヒーロー？になりたい人達がくる難関校って言ってたっけ。
そんなとこに入れたんだから凄いなぁ。
きっと周りの人達は凄いんだろうな。うっ、僕大丈夫かな。
「呼ぶまで待ってろ」
いつの間にか着いていた教室に、相澤先生は入っていった。
芥川と反対を向いて呼ばれるのを待つ。
1-Aと書かれたぶら下がったプレートを見ながら教室に耳を傾けていた。
が、急に
「「「急に学校ぽいの来たあああ！！」」」
「うえっ！？」
僕は思わず声を漏らした。
びっくりした…
芥川もビクリと肩を揺らした。
「入ってこい」
「え、え、入るの？」
「早くしろ」
芥川に急かされ(睨まれ)て恐る恐る扉を開いた。
ひいっ、いっぱいいる。
そっと教室に足を踏み入れる。
芥川はいつもどうり、堂々と歩く。
「自己紹介しろ。」
先生に渡されたチョークを受け取り、ドキドキしながら黒板にゆっくり自分の名前を書いた。
あ、ちょっと曲がっちゃった。
芥川に渡して、前を向く。
視線が一斉に自分に向くのを感じ、緊張で体が固まった。
どどうしよう…
口をパクパクとするも、言葉は出てこない。
『ほら、シャキッとしなさい。』
思わず顔を上げた。
Aちゃんの声が頭に蘇った。
そうだ、頑張らないと。
もう一度息を吸い込んだ、今度は言葉が出る。
昨日前もって決めてあった事を思い出しながら声を張り上げた。
「中島敦です！好きな物は茶漬けです！転校してきました、宜しく御願いします！」
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桜(プロフ) - 続きが速く読みたいです。 (2020年8月21日 16時) (
レス) id: f12f1a44ac (このIDを非表示/違反報告)
Ainyami(プロフ) - 鶴来 アリスさん» コメントありがとうございます。私も少ないかなぁ、なんて思いつつ書いてしまったので申し訳ないです。必要だったら書き換えます。どのくらいか、コメントして頂けると助かります。失礼しました。 (2019年10月30日 6時) (レス) id: af6958aa41 (このIDを非表示/違反報告)
鶴来 アリス(プロフ) - すみません、夢主って前世は成人してたんですよね？だとしたら預けてたお金2000万じゃ少ない気が…。いや私も相場が分からないのでどれくらいとか言えないんですけど…。。。 (2019年10月29日 15時) (レス) id: aa3614dbb5 (このIDを非表示/違反報告)
Ainyami(プロフ) - ヘルプからお問い合わせにいってもらって、アップロードについてから出来ると思います。試してみてください。描いてもらったので、できれば見たいという私の想いがあるのでお願いします。 (2019年8月20日 14時) (レス) id: c6187a3341 (このIDを非表示/違反報告)
酸素無駄遣い装置 - Ainyamiさん» すみません、イラストは出来上がっているのですが、イラログに投稿できなくて……URL化出来ないんです。ログインしないとこれ以上は投稿できないらしいです。すみません。 (2019年8月20日 12時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ainyami | 作成日時：2019年5月13日 20時
