10 私は ページ11
「入っても良いよ。けど年齢はさっきのを聞くと既に成人済みじゃないかい？」
それが、不思議な事に。
「多分私達若返ってます、15歳に」
「え？」
私は自分の服を見下ろした。
「服のsizeが縮んでるんです。」
白衣の裏のタグを見せながら私の推理を話した。
「前の世界で、私はsizeがMでした。でも今この服はs、それがぴったりと言う事は縮んでるんです。」
「何故15だと分かるのかね？」
私は少し苦笑した。
「これは私だからわかる事なのですが…」
私は白衣の袖を肘まで捲り上げた。
そこには、塞がってはいるが切られたような傷跡がある。
今でも少し痛むぐらいだ。
「私は15歳の時、敵にナイフで襲われたんです。その時咄嗟にガードして腕が切られました。まあ私の異能力、「枕草子」で傷は塞がりましたが完全には治せず、跡が残りました」
私は傷をじっくりと観察する。
「傷自体は深く無かったので1年で跡も消えました。それが今残っている。つまり若返った、よりも巻き戻った、の方が合ってるかもしれませんね」
校長はコクコクと頷いた。
「なるほど。君は…」
「それについてなんですが、私を此処で雇って貰えませんか」
校長は驚いた様に目を開いた。
「雇う？教師としてかい？」
真逆、教えるのは苦手だから。
「私は前の世界で医者を営んでました。学校の医者として、雇ってくれませんか」
校長は暫く悩んでいた。
前の世界の資格が此処で通じるか分からないし、何処の馬の骨かも分からない人達を雇うのもね…
「うーん、ま、いいんじゃない？」
え
「リカバリーガールから手際の良さは聞いてるし、異能力も治癒だろう？うん、いいよ。保健室に就いてね。」
「あ、ありがとうございます？」
兎に角無事に就職できそう。
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桜(プロフ) - 続きが速く読みたいです。 (2020年8月21日 16時) (
レス) id: f12f1a44ac (このIDを非表示/違反報告)
Ainyami(プロフ) - 鶴来 アリスさん» コメントありがとうございます。私も少ないかなぁ、なんて思いつつ書いてしまったので申し訳ないです。必要だったら書き換えます。どのくらいか、コメントして頂けると助かります。失礼しました。 (2019年10月30日 6時) (レス) id: af6958aa41 (このIDを非表示/違反報告)
鶴来 アリス(プロフ) - すみません、夢主って前世は成人してたんですよね？だとしたら預けてたお金2000万じゃ少ない気が…。いや私も相場が分からないのでどれくらいとか言えないんですけど…。。。 (2019年10月29日 15時) (レス) id: aa3614dbb5 (このIDを非表示/違反報告)
Ainyami(プロフ) - ヘルプからお問い合わせにいってもらって、アップロードについてから出来ると思います。試してみてください。描いてもらったので、できれば見たいという私の想いがあるのでお願いします。 (2019年8月20日 14時) (レス) id: c6187a3341 (このIDを非表示/違反報告)
酸素無駄遣い装置 - Ainyamiさん» すみません、イラストは出来上がっているのですが、イラログに投稿できなくて……URL化出来ないんです。ログインしないとこれ以上は投稿できないらしいです。すみません。 (2019年8月20日 12時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ainyami | 作成日時：2019年5月13日 20時
