後悔【五条悟】【呪術廻戦】

後悔2 ページ3

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「……っは」


がばりと飛び起きる。
壁に掛けられた鏡に目を向ければ、死人のような顔をした自分が目に飛び込んできた。


じっとりと衣服に染み込んだ汗が気持ち悪い。
水分を含んで重たくなったシャツを乱暴に脱ぎ捨てた。
ぐしゃりと髪の毛を掴む。
先程見た胸糞悪い悪夢を思い出して舌を打った。


「……何なんだよ」


がしがしと頭を搔く。


俺は連日続く悪夢に悩まされていた。
悪夢だけならまだいい。
気色の悪い事に、起きれば体に傷ができているのだ。
首に、腕に、腹に背中に足に。
痣から切り傷、裂挫創まで鈍く痛みを訴えるそれらに、流石に苛立ちを覚えた。

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