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『謝るような事じゃない、その様子じゃ無理そうだね』
彼をベッドに引き戻し、布団を被せる。
部屋の主である私に申し訳ないのか、這い出て来ようとする彼の頭まで布団を引き上げた。
『…正直起き上がるのも辛いんでしょ、無理しないで』
立ち上がるだけでこれである。
風呂は当然入れないであろう。
いくら食欲があるとはいえ、まだ発熱は引いていない上立ちくらみまであるのだ。
クローゼットから取り出した服を渡す。
彼は男で私は女だが、この服は男物であるしサイズも大きいからさした問題はないだろう。
『嫌かもしれないけど、制服皺になるだろうから私のそれ貸すよ』
「…すまないね、君の方こそ嫌かもしれないのに」
『気にしないで。制服はかけておくから着替えが終わったら置いておいて』
先に比べれば顔色も良い。
彼が着替えている間、風呂にでも入ってこようか。
流石に風呂にも入らずに寝るのは憚られる。
一言断ると、必要な物を抱えて浴室に入った。
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花央(プロフ) - la19さん» ありがとうございます…!読みにくくなっていないか心配だったのでそう言っていただけると安心します…ありがとうございます! (2021年3月16日 9時) (レス) id: 2b70089d86 (このIDを非表示/違反報告)
la19(プロフ) - とても読みやすくて面白いです!お気に入りと作者登録させて頂きました(^^)更新楽しみにしてます! (2021年3月16日 8時) (レス) id: facfd92d2d (このIDを非表示/違反報告)
花央(プロフ) - はぁぶ。さん» わー!ありがとうございます…!更新頑張ります! (2021年2月21日 19時) (レス) id: 2b70089d86 (このIDを非表示/違反報告)
はぁぶ。 - (#^.^#)<(読んでいて、とても楽しいです!頑張ってください!) (2021年2月21日 19時) (レス) id: 07f592de9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花央 | 作成日時:2021年2月21日 16時