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規則正しく刻まれる音が聞こえる。
ここは、どこだろう。
「……ぅ」
『…夏油君!どこか痛いところは?』
目を覚ませば、軽い足音と共に誰かが駆けてくる。
心配そうに覗き込むその人物を見て、あまりの変わりように目を見開いた。
『はい、これ白湯。脱水になると辛いだろうからできるだけ飲んでおいて』
「…ぇ、あ、りがとう」
最早、別人である。
普段は怯えたような表情で、決してこちらと目を合わせる事のない彼女は、きりりと引き締まった表情を見せていた。
機敏に動いて体温計やらゴミ箱やらを私の周りに持ってくる彼女を唖然と見つめていると、ハッとした顔をする。
瞬時、青くなった彼女は慌てて顔を引き攣らせながら取り繕った。
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花央(プロフ) - la19さん» ありがとうございます…!読みにくくなっていないか心配だったのでそう言っていただけると安心します…ありがとうございます! (2021年3月16日 9時) (レス) id: 2b70089d86 (このIDを非表示/違反報告)
la19(プロフ) - とても読みやすくて面白いです!お気に入りと作者登録させて頂きました(^^)更新楽しみにしてます! (2021年3月16日 8時) (レス) id: facfd92d2d (このIDを非表示/違反報告)
花央(プロフ) - はぁぶ。さん» わー!ありがとうございます…!更新頑張ります! (2021年2月21日 19時) (レス) id: 2b70089d86 (このIDを非表示/違反報告)
はぁぶ。 - (#^.^#)<(読んでいて、とても楽しいです!頑張ってください!) (2021年2月21日 19時) (レス) id: 07f592de9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花央 | 作成日時:2021年2月21日 16時