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さとるくんと出会ったのは2ヶ月前。
いつも学校帰りに寄る公園で、見慣れない子を見かけたのだ。
1人でぶらんこで遊んでいる、いやぶらんこにどっかりと座ってふんぞり返っている彼に声をかける。
半ば強制的に2人でシーソーで遊んだ。
遊んでくれたというべきか。
さとるくんは口では文句を言っていたけれど、そう言う背中が小さく見えた。
だから無理を言って遊んでもらったのだ。
また遊ぼうねと声をかけるも、なんで俺がという顔をされた。
さとるくんは、最初からさとるくんだった。
そんな事を考え、しみじみと年寄りのような目でさとるくんを見つめる。
視線に気がついた彼が顔を上げた。
何見てんだと言ってぺちんと軽く額を叩かれる。
『さとるくん…私は心配してたんだよ』
痛い痛いと大袈裟に騒げば、さとるくんが慌て出した。
嘘だ。全然痛くない。
いつも意地悪ばかりするんだ、仕返ししてやろう。
そう考えて痛がれば、慌てたさとるくんの口から出た言葉は思った物と違っていた。
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花央(プロフ) - la19さん» ありがとうございます…!読みにくくなっていないか心配だったのでそう言っていただけると安心します…ありがとうございます! (2021年3月16日 9時) (レス) id: 2b70089d86 (このIDを非表示/違反報告)
la19(プロフ) - とても読みやすくて面白いです!お気に入りと作者登録させて頂きました(^^)更新楽しみにしてます! (2021年3月16日 8時) (レス) id: facfd92d2d (このIDを非表示/違反報告)
花央(プロフ) - はぁぶ。さん» わー!ありがとうございます…!更新頑張ります! (2021年2月21日 19時) (レス) id: 2b70089d86 (このIDを非表示/違反報告)
はぁぶ。 - (#^.^#)<(読んでいて、とても楽しいです!頑張ってください!) (2021年2月21日 19時) (レス) id: 07f592de9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花央 | 作成日時:2021年2月21日 16時