彼女の優しさ(ミンソクside） ページ30
９月に入り日本活動も始まり
本格的に忙しくなった
俺は有りがたいことに
日韓ドラマに
出させてもらう事になった
台本に目を通すと思いの外
日本語で話すシーンが多くて驚いた
現場は想像以上に厳しく
監督も演じることに対して
とてもストイックな方だった
時間が許す限り
セリフの練習をしているが
世の中そんなに甘くはない
俺のせいで
何度も撮り直しになる日々が続いた
そんな時
「ミンソク君」
「Aちゃん
どした？」
「これ」
Aちゃんが
台本のコピーに
いろいろ書き出した冊子を
差し出した
「え、これ‥ 」
どうやら台本の俺のセリフの部分に
分かりやすく発音の仕方や
日本語のセリフの意味を書いて
まとめてくれたらしい
中身をパラパラっと見てみると
本当に細かく‥‥
しかも見やすいよう
丁寧にペンの色まで変えて
セリフひとつひとつに
アドバイスが書かれていた
「あ‥ なんか
でしゃばった真似して
ゴメンね」
「あ、いや‥
そうじゃなくて
これ作るの
かなり大変じゃなかった？」
そう聞くと
仕事の合間にチャチャッと作ったと
笑顔で話す彼女の優しさに
胸が締め付けられた
どう見ても
こんな丁寧に作られた資料を
仕事の合間にチャチャッと作ったとは
思えなかった
きっと彼女は優しいから
俺に気を使わせまいと
わざとそう言ったに違いない
「なんか‥
めっちゃ嬉しい
Aちゃん
本当にありがとなw 」
そう言うと
彼女は嬉しそうに微笑んだ
Aちゃんのことを
知れば知るほど
どんどん彼女のことを
好きになってしまう
そんな彼女のおかげで
今日の撮影は
いつもよりも撮り直しがなく
順調に終えることが出来た
帰りの車
最近 寝不足続きで
正直ものすごく疲れていた
「疲れてるでしょ？
少しでも休んだら」
本当は少しでも
Aちゃんの顔を
見ていたかったけど
その日はスゴく眠すぎて
素直に仮眠を取らせてもらう事にした
目を閉じると
すぐに眠りについた
『はぁ‥‥
私 重症だな』
小声で話すAちゃんの声で
一瞬 目が覚めた
けど日本語のせいもあり
何を言ってるかは
サッパリ分からなかった
しかも寝てるのを良いことに
Aちゃんの肩の上に
頭ごと寄っ掛かっていることに
気がついた
一瞬 離れようか悩んだが
居心地が良い
その場所から離れたくなかった俺は
わざと寝たフリをすることにした
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ﾎｼﾎｼ(プロフ) - 沙織さん» ﾘﾌﾟありがとうございます♪里帰りの場所、実はうちの近所なんですwなのでﾘｱﾙに書かせてもらっております(*^^*)沙織さんも広島の方ですかね？これからも頑張りますので宜しくお願いします(*^^*) (2017年8月7日 10時) (
レス) id: e104deffe8 (このIDを非表示/違反報告)
沙織 - EXO関係から見つけて楽しませてもらってます！里帰りの場所リアルですか？！何気なく読んでたら、自分と重なってかなりびっくりしました！ (2017年8月7日 9時) (レス) id: f4d4c08c41 (このIDを非表示/違反報告)
ﾎｼﾎｼ(プロフ) - ラピスラズリさん» ﾘﾌﾟありがとうございます(*^^*)波乱が起こるかは、ちょっと謎なのですが楽しんで読んでもらえたら嬉しいです(*≧∀≦*) (2017年2月22日 14時) (レス) id: e104deffe8 (このIDを非表示/違反報告)
ラピスラズリ(プロフ) - イテミンキターー!!!＼(^o^)／波乱の予感にワクワクww← (2017年2月22日 12時) (レス) id: 5abe7fa2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾎｼﾎｼ
| 作成日時：2017年2月15日 16時
