検索窓
今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:5,194 hit

33 ページ33

.


「Aちゃん着いたよ〜」



今日は待ちに待ったAちゃんとご飯に行く日。


現地集合でいいと言って聞かないAちゃんをなんとか説き伏せ、僕はタクシーで彼女の住むマンションの下に迎えに来ていた。



到着した事を電話で伝えた後、程なくしてマンションの入り口から出てきたAちゃんを見て息を呑む。




ええ、待って??
可愛すぎない…????




Aちゃんはいつ会ってもオシャレで、綺麗系やモード系、ストリート系、様々なファッションを着こなしている人だけれど…





今日は初めて見る甘辛ファッションを着こなし、ゆるく巻いた髪をおろして登場したことに驚きを隠せず、思わず深呼吸をしてしまう。




うわーーー、あれは反則だ…

普段髪をまとめているのも可愛くて好きだけど、おろしているのも…

あんなに可愛いなんて予想してなかった…
今日のデート緊張してきた…




そんなことを思いながら眺めていると、僕を見つけられていないようで彼女がキョロキョロと視線を彷徨わせていることに気付く。




再び電話をかけて向かいの道に泊まってるタクシーだよ〜と伝え車内から手を振ると、彼女はそれに気付いて笑顔で手を振りかえし、小走りでタクシーまでやってきた。




その可愛すぎる彼女の笑顔と仕草にまた僕は息を呑む。


ええ…なにあの笑顔…





「チャンソンくんこんにちは、お迎えありがとうございます」



車内に乗り込み挨拶とお礼を言ったかと思うと、彼女は僕の顔を見てくすくすと笑いだした。




「チャンソンくん、口開いてます笑」


「えっ、あっ!」




ま、またやってしまった…

可愛すぎるAちゃんに見惚れてましたなんて言えない…



なんて返そうか戸惑っていると急にAちゃんがあ!と声を上げた。




「えっ、何、忘れ物??取りに戻る?」





幸い、タクシーはまだ進んでないし、店の予約の時間にも余裕があるから全然戻っても大丈夫だ。




「あ、忘れ物じゃないです!急に声出してごめんなさい…」


「ならよかった〜、どうかした?」



「いや…えっと、服の色被ったな〜って…」




確かに僕も彼女もトップスはくすみカラーの水色、ボトムスは黒を着ていて、これはまるで…

34→←32



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
設定タグ:2PM , チャンソン , ニックン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

麻樹子(プロフ) - 他も読みたいのでパスワード教えてください (2022年1月29日 17時) (レス) id: 680a9bd736 (このIDを非表示/違反報告)
三篠(プロフ) - あやたかさん» コメントありがとうございます(;_;) チャンソンくん、かっこよさとかわいさ兼ね備えた最強くんですよね… 仕事が繁忙期で最近更新できてないのですが完結まで頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2021年12月24日 22時) (レス) id: 01d54e2d50 (このIDを非表示/違反報告)
あやたか - めっちゃいいお話です!!やっぱりチャンソンかっこいいし、可愛いですよね……!! (2021年12月23日 7時) (レス) id: da5fb91e76 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:三篠 | 作成日時:2021年9月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。