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主人公side




「あっははは、え、連絡来なかったのはそういう理由だったわけですね?笑」




今日のチャンソンくんの態度と発言の真意がわからず、めちゃくちゃ言い渋る彼に圧力をかけ続け話を聞いた私は大爆笑してしまう。




チャンソンくんは恥ずかしいのか、顔を手で覆い隠して耳まで真っ赤にしていた。




「そもそも彼氏いたらこんな毎日一人で飲み歩いて無いですよ〜笑」



「でも確かにこの写真見たら彼氏かな〜って思っちゃうかも笑」



「Aちゃん笑いすぎだよ…」





チャンソンくんごめんなさい、と謝罪を入れた直後、再びこみ上げる笑いを堪えきれず吹き出してしまった私にチャンソンくんはもう!と拗ねた表情を見せる。




そんな可愛い彼の表情に思わずときめいてしまいそうになった私は、慌てて気持ちを誤魔化すようにお酒を煽った。




──────────────────




「じゃあAちゃんは今フリーなわけだ〜」




「そうですよ〜、かれこれ5年くらいいないのかな…?」



ニックンさんに問われ、最後に彼氏がいた時のことを思い出しながら、指折り数えるとまたもやオーバー気味なリアクションで驚く3人。




「いやいや、mくんまでそんなに驚く?笑」



「いやだって、Aさん日本でもかなりモテてたじゃないですか!なのにいなかったんですか?!」




まあ確かにモテなかったわけじゃないけども。


何でみんな私が彼氏いないことにそんな驚くの…笑





「どうしても自分優先になっちゃって、それで不機嫌になられたりするのは煩わしいな〜って思ってたら5年経ってましたね〜笑」



「…じゃあAちゃんは今も彼氏作る気ない…?」




冗談めかして話していると、そんな私の態度とは対照的におずおずと口を開くチャンソンくん。




「いや、そんなことは無いんですけどね〜」



「そっか、ならよかった!」





…ん?ならよかったって何…
もしかして、チャンソンくん私に気があったりします…?


いやいやいや、なに考えてるんだ私。


こんなイケメンアイドルに私が気を持たれるなんて、まさかね…





チャンソンくんの発言によって私の脳裏に現れた、妄想に近い邪な考えを即座に消し去る。




いやー、おめでたい頭になったものだ…
酔ってるのかな、今日は早めに帰ろう、そうしよう。

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麻樹子(プロフ) - 他も読みたいのでパスワード教えてください (2022年1月29日 17時) (レス) id: 680a9bd736 (このIDを非表示/違反報告)
三篠(プロフ) - あやたかさん» コメントありがとうございます(;_;) チャンソンくん、かっこよさとかわいさ兼ね備えた最強くんですよね… 仕事が繁忙期で最近更新できてないのですが完結まで頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2021年12月24日 22時) (レス) id: 01d54e2d50 (このIDを非表示/違反報告)
あやたか - めっちゃいいお話です!!やっぱりチャンソンかっこいいし、可愛いですよね……!! (2021年12月23日 7時) (レス) id: da5fb91e76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三篠 | 作成日時:2021年9月15日 15時

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