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彼女との出会いは行きつけである会員制のバー、アメリア。



マスターのmくんと知り合ったのは日本でドラマに出演した時だった。



当時の共演者に、日本で会員制バーをやっていたmくんのお店に連れて行ってもらった僕は一気にお店を気に入り、それからというもの日本で時間が出来るたびに通っていたものだ。





そんなmくんが2年前から韓国でお店を出したというものだから嬉しくて仕方がない。


会員制のバーなだけあって来るお客さんも質がいいし、個室はないけれど僕が安心して飲めるお店の一つだ。


仕事がひと段落したある日、アメリアへ足を踏み入れると既にカウンターの端に腰をかけて本を読んでいる女性がいた。




「いらっしゃいませ」




物腰柔らかな声と表情で僕を出迎えてくれるmくん。




「久しぶり〜、やっと来れたよ〜」




反対側の端に腰をかけながらmくんに挨拶をする。





「本当に!最近お忙しそうですもんね〜」



「そうなんだ〜、でもありがたい限りだよ」



「一杯目はなににされますか?」



「とりあえず今日はまだ一軒目だからビールもらっていいかな?」



「かしこまりました」




たわいもない話をしつつ、座って一杯目を頼むと、カウンターの中にいる若い男の子がおしぼりを手渡してくれる。




「あれ?新しい子?」



「そうなんです〜、ヒョヌくんです〜」



「ヒョヌです、よろしくお願いします」




自己紹介を受け丁寧にお辞儀するヒョヌくんはまだ初々しい感じがして可愛らしい男の子だった。




「はい、ビールどうぞ〜」



「ありがとう〜」





────────────────────────────────────────



mくんとお話をしながら一杯目を飲み終えようとした頃、反対側の端からmくんを呼ぶ声が聞こえてくる。



『mくん、私アイリッシュコーヒーで』



『ええ、Aさんもう締めなんですか?早いですよ〜』



『そうかな〜、じゃあもう一杯マッカランのロックもらおうかな』



『ありがとうございます笑』




横から聞こえてきた聞き馴染みのある異国後に咄嗟に耳が反応する。



あれ?日本語だ、日本人の方なのかな?

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麻樹子(プロフ) - 他も読みたいのでパスワード教えてください (2022年1月29日 17時) (レス) id: 680a9bd736 (このIDを非表示/違反報告)
三篠(プロフ) - あやたかさん» コメントありがとうございます(;_;) チャンソンくん、かっこよさとかわいさ兼ね備えた最強くんですよね… 仕事が繁忙期で最近更新できてないのですが完結まで頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2021年12月24日 22時) (レス) id: 01d54e2d50 (このIDを非表示/違反報告)
あやたか - めっちゃいいお話です!!やっぱりチャンソンかっこいいし、可愛いですよね……!! (2021年12月23日 7時) (レス) id: da5fb91e76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三篠 | 作成日時:2021年9月15日 15時

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