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『あっ、』
何か言いかけている彼を振り切り
急いでアパートを後にした
ﾍﾁｬﾝ｢はっ！？
知らない男を家にいれたわけ？」
｢猫が怪我してたから」
ﾍﾁｬﾝ｢いや、そういう問題じゃなくて
普通見ず知らずの男、部屋にいれないだろ」
｢そうだよね
けど猫の怪我が心配で‥‥
あとその彼もびしょ濡れだったから
風邪ひくんじゃないかと思って」
ﾍﾁｬﾝ｢お前はバカなの！？」
｢バカって」
ﾍﾁｬﾝ｢たまたま何もなかったから良かっただけで
運が悪かったらお前そいつに襲われてたよ」
｢でも‥‥そんな感じの人には見えなかったし」
ﾍﾁｬﾝ｢はぁ〜？
お前ってやつは、どんだけ警戒心ないわけ」
｢ごめん」
ﾍﾁｬﾝ｢それより、この後1人で平気か？」
｢あぁ〜うん、大丈夫」
ﾍﾁｬﾝ｢そいつ、まだ部屋にいたりしない？」
｢それはないよ」
ﾍﾁｬﾝ｢うわぁぁぁ〜
めちゃくちゃ心配なんだけど」
｢平気だって」
ﾍﾁｬﾝ｢店長」
｢なんだ？」
ﾍﾁｬﾝ｢俺もAと一緒にあがって良いですか？」
｢ふざけんな
お前が帰ったらラスト誰がすんだよ」
ﾍﾁｬﾝ｢ですよね〜」
｢ハハッ、本当に大丈夫だから」
ﾍﾁｬﾝ｢マジで何かあったら連絡しろよ！
いや、何かあってからじゃ駄目か」
｢分かった分かった
何かある前に連絡するから」
ヘチャンは同じ学部で
偶然バイト先も同じだったのをきっかけに仲良くなった
ジョンウ同様とても気心知れる友人の一人だ
男運こそないが
我ながら友達の縁には恵まれていると思う
その後、バイト先を出て24時間営業のスーパーを探し
子猫の餌を買って急いでアパートへ戻った
ｶﾞﾁｬｯ‥‥
｢ただいま〜」
『おかえりなさい』
｢え、」
扉を開けると、なぜかそこには
まだ金髪の彼がいるではないか
『昼間より少し元気になったみたい』
驚いている私をよそに
子猫を撫でながら笑顔を浮かべる彼
｢本当に？」
私も思わず子猫の側に駆け寄った
『あ』
｢ん？」
『鍵ないから戸締まり出来ないと思って帰れなかったんだ』
｢あぁ‥」
そういう事だったのか
『泥棒が入ったらいけないと思って』
｢泥棒‥‥」
やはり悪い人ではなさそうだ
『名前‥』
｢え？」
『ジェミンって言うんだ』
｢ジェミン？」
『俺の名前』
｢あぁ〜」
『普段みんなにはナナって言われてるけど』
｢ナナ？」
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ﾎｼﾎｼ(プロフ) - ひかるさん» ひかるさんコメントありがとうございます☘️失恋は、とても辛いですが、そんな時にナナみたいな人が現れてくれたら気持ち救われますよね😢優しいコメント本当に励みになります。本当にありがとうございます😢これからも頑張りますね😊 (2023年1月10日 11時) (
レス) id: d336bbe2f9 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - リアルで失恋したので、私の目の前にもナナが現れないかなぁなんて思って見させて頂いてます！無理のない範囲で更新がんばってください！ (2023年1月10日 2時) (レス) @page10 id: 8af556f919 (このIDを非表示/違反報告)
ﾎｼﾎｼ(プロフ) - ミズキさん» ミズキさんコメント本当にありがとうございます(*^^*)キュンキュンして頂けて嬉しいです。これからも楽しんで貰えるよう頑張りますので宜しくお願いします(*^^*) (2022年8月14日 22時) (レス) id: d336bbe2f9 (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ - キュンキュンします、見てて面白いです (2022年8月14日 20時) (レス) @page6 id: 9a5f3bc8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾎｼﾎｼ
| 作成日時：2022年8月12日 18時
