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私が彼と別れ憔悴しきっていた時も
いつも側で励ましてくれたジョンウ
そんな彼は私にとって、とても大切な親友だ
そんなジョンウの助言に
そろそろ本気で耳を傾けなければいけない
そう思った
｢うわぁ‥‥ すごい雨」
授業が終わり外を見ると大降りな雨が降っていた
｢はぁ‥‥バイトだるいな」
雨が降る中バイト先へ少しでも早く着きたいため
近道を通り抜けることにした
普段は、あまり通らない細い路地を歩いていると
｢‥？」
道の端に、うずくまる人影が目に飛び込んできた
雨脚が強いこともあり、こちらからは
うずくまっているその人の背中しか見えない
恐る恐る側まで行くと
『どうするかなぁ‥』
その人は、何かを抱えながら独り言を言っていた
あまりの、びしょ濡れ具合に思わず傘を差し出すと
その人はものすごい勢いでコチラに顔を傾けた
｢風邪ひきますよ」
綺麗な金色の髪の毛をしているその彼と思いきり目があった
そして、その瞬間
｢ミャ〜‥‥」
・・・え？
その人が抱えているであろう
胸の中に目をやると
『怪我してるみたいで』
震える子猫がいた
｢大丈夫？」
思わず子猫に駆け寄ると
『ここに倒れてて』
金髪の彼は力なくそう答えた
｢とりあえず雨も酷いし、ここにいても濡れるから
うち行きましょう」
『え‥‥』
｢うち、すぐそこなんで」
父親が動物病院をしていることもあり
弱った子猫をほおっておくことが出来ず
結果、金髪の彼も一緒にアパートへ連れてきてしまった
｢良かった
怪我はたいしたことないみたい」
『本当に？』
｢それよりも栄養失調みたいで
そっちの方が心配だから何か食べさせてあげないと」
『詳しいんだね』
｢実家が動物病院だから」
『そうなんだ』
｢あ、これタオル
良かったら使って」
『ありがとう』
｢私、これからバイトなんだけど
猫‥‥どうします？」
『あ‥‥ 俺
動物とか飼ったことなくて』
｢ここ動物大丈夫なとこだし
良ければこの子‥私が引き取りましょうか？」
『良いの？』
｢だって、こんな可愛い子捨てるなんて出来ないから」
『確かに‥』
｢じゃあ、この子は私が引き取りますね」
『ありがとう』
｢あの、私これからバイトなんで
そこにあるタオルとか適当に使って下さい」
『え‥』
｢って、もうこんな時間
とりあえず私はバイト行くので
適当な時に帰ってくださいね」
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ﾎｼﾎｼ(プロフ) - ひかるさん» ひかるさんコメントありがとうございます☘️失恋は、とても辛いですが、そんな時にナナみたいな人が現れてくれたら気持ち救われますよね😢優しいコメント本当に励みになります。本当にありがとうございます😢これからも頑張りますね😊 (2023年1月10日 11時) (
レス) id: d336bbe2f9 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - リアルで失恋したので、私の目の前にもナナが現れないかなぁなんて思って見させて頂いてます！無理のない範囲で更新がんばってください！ (2023年1月10日 2時) (レス) @page10 id: 8af556f919 (このIDを非表示/違反報告)
ﾎｼﾎｼ(プロフ) - ミズキさん» ミズキさんコメント本当にありがとうございます(*^^*)キュンキュンして頂けて嬉しいです。これからも楽しんで貰えるよう頑張りますので宜しくお願いします(*^^*) (2022年8月14日 22時) (レス) id: d336bbe2f9 (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ - キュンキュンします、見てて面白いです (2022年8月14日 20時) (レス) @page6 id: 9a5f3bc8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾎｼﾎｼ
| 作成日時：2022年8月12日 18時
