17 ページ17
・・・ヤバい
帰り道が分からないじゃないか
｢ちょっと待てよ
さっき私は...｣
・・・・・。
特徴のない景色のせいで
さっき自分がどっち方向から来たのか
全く思い出せない
｢とりあえず落ち着こう｣
そうだ！
ベクに電話すれば良いんだ
そう思い
ポケットに手を入れると
・・・ッッッ！！！
｢‥スマホ忘れて来てるし｣
私って奴は何やってんだよ
｢あぁっ、もう
何でいつもこうかな｣
“A、
お前どこ行ってたんだよ”
｢子供の頃は
よくベクが探しに来てくれたっけ｣
中学３年のきもだめし大会の日
班からはぐれた私を
泥だらけになりながら
探し出してくれたベク
“こんな時間にはぐれるとか
俺がどれだけ心配したと思ってんだよ”
“お前は俺の側から離れんな”
あの日はベクが
３割増しで格好良く見えたっけ
｢何か思い出したら
切なくなって来たじゃんか｣
って、しんみりしてる場合じゃない
｢マンション探さなきゃ｣
一か八か
右に行ってみよう
そう思った、その瞬間
？｢Aさん｣
｢ん？｣
‥‥この声は
バッ
振り返ると
｢ギョンス君？｣
なぜかそこには
ギョンス君が立っていた
｢えっ、どうして
こんなとこに？｣
ｷﾞｮﾝｽ｢あ‥ 俺の家この近くなんだ｣
｢そうなの？｣
ｷﾞｮﾝｽ｢Aさんこそ
こんなとこでどうしたの？｣
｢いや… 実は頼まれた仕事の関係で
半年間だけこの近くに引っ越す事になって｣
ｷﾞｮﾝｽ｢そうなんだ
すごい偶然だね｣
｢本当にね｣
‥‥と言うか
まさかこんなとこで
ギョンス君に遭遇するなんて
しかも引っ越し先に帰れないとか
恥ずかしすぎて言えない
ｷﾞｮﾝｽ｢Aさん？｣
｢ん？｣
ｷﾞｮﾝｽ｢どうかしたの？｣
｢えっ、な、何で｣
ｷﾞｮﾝｽ｢いや‥
何か困ってる感じしたから｣
｢うっ……｣
ｷﾞｮﾝｽ｢何かあったの？｣
ギョンス君ってば
ものすごく勘が鋭いじゃないか
ｷﾞｮﾝｽ｢俺で良かったら聞くけど｣
｢‥｣
もうこうなったら
偶然会ったのも何かの縁だ
｢‥実はね｣
ｷﾞｮﾝｽ｢うん｣
｢道に迷ってしまって｣
ｷﾞｮﾝｽ｢えっ｣
｢私ものすごく方向音痴で｣
ｷﾞｮﾝｽ｢え‥ もしかして
家に帰れないの？｣
｢その“もしかして”なんです｣
ってか、ギョンス君
めちゃくちゃ真顔だし
これ絶対バカだと思われてるやつだよね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1693人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ﾎｼﾎｼ(プロフ) - 節分2322さん» 更新全く出来てなくて本当に御免なさい(；；)更新頑張りますので、もうしばらくお待ち頂けたら嬉しいです(>_<)コメントありがとうございます！ (2021年8月14日 18時) (
レス) id: 48338464e1 (このIDを非表示/違反報告)
節分2322(プロフ) - 更新期待してま〜す^^ (2021年8月14日 16時) (レス) id: 7f1cd931a8 (このIDを非表示/違反報告)
ﾎｼﾎｼ(プロフ) - りんさん» りんさん、お久しぶりです(*^-^*)チャンミンとユタ君のラジオ良かったですよね♪りんさんは誰ペンなんですか？(*^-^*)？なかなか更新出来ず御免なさい(；；)いつもメッセージありがとうございます(*^^*) (2021年5月3日 21時) (レス) id: 48338464e1 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ホシホシさん、チャンミンとユウタくんラジオでなんか良かったですね＾＾ (2021年5月3日 20時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
ﾎｼﾎｼ(プロフ) - りんさん» りんさん、お久しぶりです(*^-^*)べっちゃんのことも忘れないので、またユックリですが更新していきますね(*^-^*)いつもコメント本当にありがとうございます(*^-^*) (2021年2月19日 21時) (レス) id: 48338464e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾎｼﾎｼ
| 作成日時：2019年7月12日 22時
