気持ち5% ページ6
｢ふは、試しただけだわ、ちゃんと好きな人も居るし安心しろって、それに仮に付き合ったとしたらハムがうるさそうだし｣
喉をくつくつと鳴らしながら笑う浦田君に安堵の息が漏れる、機嫌は損ねてないようだ。
｢別にうるさくせえへんわ！ な！ 俺うるさくないやんな？！｣
｢いやまず存在がうるさい｣
｢そんなんどうにも出来ひんやんけ！！｣と大声を上げえー、と情けない声を上げながら坂田は私に抱き着いてくる。
いきなり掛かる体重を何とか受け止め私は溜め息をついた、大型犬みたい。
｢でも珍しいですねぇ、うらたんの事受け入れる思ってましたわ〜 だってAって告白断った事無いって聞いたからなぁ｣
わざと最後の方を強調する辺りセンラ君は意地悪だ、そして鋭い
｢浦田君は大事にしたいから、それに私だって一応好きな人はおんねん、今までの彼氏にもそれ言ってきて、それでもいいって言ってくれたから付き合っとってん｣
｢はぁ?!｣
声を上げたのは志麻君だけだけど他の二人も理解が出来ないと言った瞳で見つめてきた、坂田だけは除いて
｢私の好きな人ってモテるんですよ〜、多分私の事なんて眼中に無くて、やから同じような立場に居れば意識してくれるんちゃうかな〜っていう阿呆な私の考えです｣
｢確かに阿呆やな｣
中々に辛辣な言葉をぶつけてくるなぁ、まぁ自分でも分かってはいるのだけれど
｢そういう…本間そういう事したあかん思いますよ
…それ弄んでんのと一緒ですからね、坂田と同じで｣
｢おいセンラ！ 遠回しに俺の悪口まで言うなよ！｣
確かにセンラ君の言ってる事は正しいのであろう、だけどこうするしか坂田の恋愛対象には入る余地も無い気がする、私には歪んだアピールでしか坂田の気を引けないのだ、気を引けているのかは分からないけど。
｢で？ 誰、好きな人って｣
真っ直ぐに見つめてくる翡翠の双眼は何処までも澄んでいて、そして痛い所を突いてくる言葉と共に飛んでくる鋭い視線に私は思わず息を呑み、ワンテンポ反応が遅れた。
｢内緒｣
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もぶ汰(プロフ) - シュークリームさん» ひぇ…有難う御座います…！ 励みになります…！ あの無邪気な坂田さんがどす黒い独占欲を持っていたら素敵だなという気持ちで書かさせて頂きました() そう言って頂けて凄く嬉しいです！ 有難う御座います！ (2018年12月2日 22時) (
レス) id: c1850b058f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - このお話凄い好きです！！更新頑張ってください！！最後坂田さんがちょっとヤンデレぽくなってるの好きです！！ (2018年12月2日 21時) (レス) id: 69000e4dbc (このIDを非表示/違反報告)
もぶ汰(プロフ) - Mikaduk30632008さん» わわ、有難う御座います！ 励みになります、頑張ります…！ (2018年11月29日 21時) (レス) id: c1850b058f (このIDを非表示/違反報告)
Mikaduk30632008(プロフ) - お話、めっちゃ好きです。更新、頑張って下さい(*｀･ω･)ゞ (2018年11月29日 19時) (レス) id: 7efe66e514 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぶ汰 | 作成日時：2018年7月31日 6時
