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「そんな事いう志麻さんは好きな人とか居るんちゃうん?」

四人用のゲームを交代しながら私は問いかける。

「志麻でええ、さん付けやっぱ違和感やわ、まぁ居るけどな 俺一途やからずっと想ってんねん、本人絶対気付いてないやろうけど」

「へぇ、一途、意外」

「文章にせえや、てか失礼やな」

志麻君の表情を見るとおどけた様子も無く真剣そのものであった、だから嘘では無いのだろう、志麻君は純粋で綺麗だ、なんて思った 私のように変な逃げに走らず誰とも付き合う事無く一人を想うなんて、志麻君もそうだが、ここにいる私を除く皆は綺麗な顔立ちをしていた、だからモテているというのはそういうのにそこまで興味の無い私でさえ知っている事であった。

「あー、嫌やな何で四人共顔面偏差値高いんや…」

いきなり叫ぶ様に嘆く私に皆肩を跳ねさせた、同じ反応をしていて面白い。

「そうですか? Aも言うて高い思いますけど」

はんなりとした喋り方で宥める様な口調で言ってくるセンラ君は大人っぽいな、なんて思いながらセンラ君を見る。

「有難う、でも冗談はよしこ」

「んふふ、相変わらずやね」

クスクスと笑うセンラ君を横目に氷のみが入ったグラスにお茶を注ぎに行くことにした。

自分のだけ、というのは流石に気が引けたので人数分のグラスをお盆に乗せ回収しお茶を全てのグラスに注いでテーブルにグラスを置き直した。

「おーサンキュ」

各々お礼を言うものだから内心少し喜びつつも悟られないように面倒臭そうに返した。

「今彼氏いないんだったっけ? あ、さん付け無しな」

ぐぬ、さん付けをすると見越して先手を打つだなんて中々やるな、そんな事を頭で考えながら小さく頷く事にする

「んじゃ俺の彼女になってよ、退屈はしないと思うけど?」

目を細めてにやり、という効果音が付きそうな笑みを浮かばれ流石に動揺を隠せなくなる。

坂田がいる前で、しかも浦田君と 正直に言うと他の人は別に何とも思わない、だけど坂田の信頼を置ける一人である浦田君と恐らくすぐに散ってしまう様な関係は私としては完全に都合の悪いものであった。

他の人は特に興味が無いからそんな関係が簡単に切れても今後に支障等一切出ない、だが浦田君は違うのだ、第一坂田と仲の良い人とは基本私だって仲良くしたいと思っている、まず浦田君は私を好きじゃないんだ、私が出せる答えは一択であった。

「ダメだよ、浦田君」

誰でもいいなんて私みたいな事しちゃ、浦田君もダメになっちゃう

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もぶ汰(プロフ) - シュークリームさん» ひぇ…有難う御座います…! 励みになります…! あの無邪気な坂田さんがどす黒い独占欲を持っていたら素敵だなという気持ちで書かさせて頂きました() そう言って頂けて凄く嬉しいです! 有難う御座います! (2018年12月2日 22時) (レス) id: c1850b058f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - このお話凄い好きです!!更新頑張ってください!!最後坂田さんがちょっとヤンデレぽくなってるの好きです!! (2018年12月2日 21時) (レス) id: 69000e4dbc (このIDを非表示/違反報告)
もぶ汰(プロフ) - Mikaduk30632008さん» わわ、有難う御座います! 励みになります、頑張ります…! (2018年11月29日 21時) (レス) id: c1850b058f (このIDを非表示/違反報告)
Mikaduk30632008(プロフ) - お話、めっちゃ好きです。更新、頑張って下さい(*`・ω・)ゞ (2018年11月29日 19時) (レス) id: 7efe66e514 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もぶ汰 | 作成日時:2018年7月31日 6時

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