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その後は他のクラスメイトが教室に入って来たので解散という事になったのだが、坂田がずっと私の後ろを着いて回ってくるのだ。

座っても私の後ろで立ち続けたり行く所行く所ずっと後ろから着いて来る。

「何か用事あるん?」

何も言わずに着いて来る坂田にしびれを切らして私は尋ねることにした。

「ボディーガードやボディーガード!」

今までの様子を見るにボディーガードというよりかは親鳥に一生懸命着いて行く雛鳥に見えるっていうのは機嫌を損ねそうだったから黙っておいた。

「そう言えば浦田君が坂田の事呼んでた」

かと言ってずっと付きまとわれるのは昨日のような誤解を招いたりしかねないので適当に坂田が離れる様な嘘を付いて離れさせる、本当はもっと一緒に居たいけど、なんて本音は想いを伝える勇気の無い私には言う権利なんて無いのは重々。

「まじかー何やろ」と一人で呟きながら遠のいて行く坂田の後ろ姿を見送った、私は何に遠慮してんだよ、本当。

私は坂田が居ないとセンラ君と少し話すか一人で居る事しか無いのだ、友達作りというものは人見知りである私からすると苦手で、同性の人に話に行こうか、と迷っていたらいつの間にかグループが既に出来上がっていて見事に私は乗り遅れたのだ、毎年そう 仲の良い友達が出来た時にはもう一年が過ぎてしまって直ぐに離れてしまう、だからクラス替えは嫌い

その中でも坂田とはずっと同じクラスなのが唯一の救いなのだろう、坂田は私とは違って友好関係はあっさりといとも簡単に作り上げてしまうから羨ましいの一言に尽きる、幾ら見た目をマシにしたとしても性格はそんな簡単には変えられないという事を私は気付いたのだ、変えようとは思っていてもこの愛想悪い性格が地についてしまって中々離れそうにない、私も坂田みたいに人懐こくなれたらなぁ。

「めっちゃ坂田にまとわりつかれとるから喋りかけにくかってんけど」

ふと声がしたので振り返るとそこには私と同じように坂田を眺めている志麻君がいた。

「おはよ、志麻君 眠たそうやね」

「おはよ まぁな、朝は苦手やねん」

淡々と話しているけどよくよく考えてみれば顔を合わせながら二人で話す事は意外にも初めてだと気付く、それに気付いた途端少しの緊張というか、そういうものが自分の中で芽生え途切れ途切れに言葉を何とか紡いだ。

「そういえば、用事? センラ君ならあっちやで」

「いや、何となくAと話したかっただけ」

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もぶ汰(プロフ) - シュークリームさん» ひぇ…有難う御座います…! 励みになります…! あの無邪気な坂田さんがどす黒い独占欲を持っていたら素敵だなという気持ちで書かさせて頂きました() そう言って頂けて凄く嬉しいです! 有難う御座います! (2018年12月2日 22時) (レス) id: c1850b058f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - このお話凄い好きです!!更新頑張ってください!!最後坂田さんがちょっとヤンデレぽくなってるの好きです!! (2018年12月2日 21時) (レス) id: 69000e4dbc (このIDを非表示/違反報告)
もぶ汰(プロフ) - Mikaduk30632008さん» わわ、有難う御座います! 励みになります、頑張ります…! (2018年11月29日 21時) (レス) id: c1850b058f (このIDを非表示/違反報告)
Mikaduk30632008(プロフ) - お話、めっちゃ好きです。更新、頑張って下さい(*`・ω・)ゞ (2018年11月29日 19時) (レス) id: 7efe66e514 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もぶ汰 | 作成日時:2018年7月31日 6時

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