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「何か今日早く家出てもうてん」

「そうなんやねぇ、まぁ俺はAと二人きりになれたから嬉しいですけど」

人当たりの良い笑顔を私に向けながらセンラ君は丸で今日は天気が良いね、という事を言うかの様にさらっと爆弾を落としていった、本当何でこんな余裕があるのだろうか。

「そうかそうか、そんなに私の事が好きか、私も大好きやぞ」

こういう時って表情筋があまり働かなくて良かったと唯一思える、我ながら完璧な棒読みだと思う、勿論思ってもないし

「ふふ、流石やなぁAは、簡単に流されへんの」

不意にセンラ君は私の手を掴んでそのまま手を眺めてきた

「手、ちっちゃくて可愛い」

「まだ身長かって手かって大きくなるから」

「今のままでええのに」

何か変な感じ、坂田以外の人と触れ合うってちょっと緊張する、例えセンラ君でも手を触られてると意識すると少し顔に熱が集まった。

「なぁ本間に置いて行くってどういう事?!」

そんな元気な声と共に派手な登場をする坂田に私はセンラ君から手を離した、離したつもりだったのだけどセンラ君は私の手と彼の手を絡め合わせて離す事は無かった、それと同時に少し顔が熱くなるのを感じた、坂田以外は免疫が無いのだから仕方ない、仕方ないんだ。

「坂田、早いやん」

「あ! センラおはよ…う」

私とセンラ君の手が結び付いていた事に気付いた坂田は元気だった様子が一瞬にして不機嫌になったのをこの目ではっきりと確認した、何だよその表情、期待してええんか。

「何やねん二人付き合ったん?」

「絶賛彼氏募集中やわ」

「それやったら僕が彼氏になりますけどねぇ?」

手を引かれセンラ君の方に向かされる、彼の表情は意地悪な笑みを浮かべていた、本当…揶揄うのが好きだな。

「A困っとるやろが!」

突如坂田が突っ込んで来たかと思えばセンラ君に体当たりをお見舞いしていた、センラ君は痛かったのか体当たりをされた箇所をさすっていた、そのお陰でセンラ君と手は離れたのだけども。

「坂田のツッコミ勢いあり過ぎて怖い」

「Aにもセンラと同じ位の勢いでぶつかったろか?」

「何でやねん」

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もぶ汰(プロフ) - シュークリームさん» ひぇ…有難う御座います…! 励みになります…! あの無邪気な坂田さんがどす黒い独占欲を持っていたら素敵だなという気持ちで書かさせて頂きました() そう言って頂けて凄く嬉しいです! 有難う御座います! (2018年12月2日 22時) (レス) id: c1850b058f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - このお話凄い好きです!!更新頑張ってください!!最後坂田さんがちょっとヤンデレぽくなってるの好きです!! (2018年12月2日 21時) (レス) id: 69000e4dbc (このIDを非表示/違反報告)
もぶ汰(プロフ) - Mikaduk30632008さん» わわ、有難う御座います! 励みになります、頑張ります…! (2018年11月29日 21時) (レス) id: c1850b058f (このIDを非表示/違反報告)
Mikaduk30632008(プロフ) - お話、めっちゃ好きです。更新、頑張って下さい(*`・ω・)ゞ (2018年11月29日 19時) (レス) id: 7efe66e514 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もぶ汰 | 作成日時:2018年7月31日 6時

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