気持ち12% ページ13
｢ご馳走様でした！！ やっぱりおばさんが作ったご飯美味いなぁ！｣
｢坂田君は美味しそうに食べてくれるから作りがいあるわぁ、って言ってたわ、本間見事な位綺麗に食べるよな…私の分まで取って」
案の定坂田に私の分のご飯まで取られ満足そうに微笑むものだから、嫌味っぽく言ってやった、すると坂田は申し訳なさそうな表情をするものだから何だか勝った気分。
｢ごめんって！｣
｢まぁ私優しいから許したるんやけどさ、ほらお風呂、先入ってきいや｣
坂田がご飯を食べに来た時はいつもお風呂に入って帰る為に先にお風呂を促す、私は急かされるのが苦手な性分の為後にお風呂に入る方が楽なのだ。
｢あ、今日泊まるわ一緒に寝よや！｣
｢分かった、布団用意しとく 玄関で寝てな｣
｢え?! 流石に酷ない？！｣
何やら坂田が喚いているがそれを無視して布団を用意する、たまに坂田がそのまま泊まる事もあるのだが、それが彼女からの妬みを買うものだって自覚して欲しい、はぁ…少し罪悪感。
坂田の様子を確認しようと先程居た場所を見るも姿が無かったので脱衣所へ行ったのだろう、坂田は一々着替えを持って行くのは面倒臭いと言うものだから坂田の着替えが二、三着程私の家にあるのだ、何でこういう所は用意周到なのだろう、教科書はよく忘れ物をするのに。
布団を敷き終わり、洗い物を済ませソファに寝転ぶ、寝転んだだけでも疲れが少し軽減されたかの様な感覚に陥る、眠気に負けない様にテレビを付けて気を紛らわす事にした。
*
流れるテレビのニュースを見ていたはずだが次
に目を開くと坂田の顔が視界いっぱいに広がって思わず声を上げてソファから落ちてしまった、痛い。
｢ちょ！ 大丈夫か?! 寝てるみたいやったから部屋運んだろ思ってんけど…｣
そうか、私寝ていたのか、後数cmの距離にあった坂田の表情を思い出し少し顔に熱が集まる、ムカつく程に整っている顔、それでも昔のままの人懐っこい人相、でもさっきの表情が少し妖艶に見えたのは寝惚けていたからだろう。
｢あ…うん、大丈夫 有難う…お風呂入って来るから先に寝て良いよ｣
｢待ってるからゆっくり入って来いや｣
ああもう、さっきから心臓がうるさい。 速まった鼓動は留まる事を知らず更に加速していく、だってこんなの狡い。
そんな優しい表情で言葉を掛けられたら目を合わせるのも恥ずかしくなる、私は小さく頷いて脱衣所へ向かった。
｢…顔が熱い｣
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もぶ汰(プロフ) - シュークリームさん» ひぇ…有難う御座います…！ 励みになります…！ あの無邪気な坂田さんがどす黒い独占欲を持っていたら素敵だなという気持ちで書かさせて頂きました() そう言って頂けて凄く嬉しいです！ 有難う御座います！ (2018年12月2日 22時) (
レス) id: c1850b058f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - このお話凄い好きです！！更新頑張ってください！！最後坂田さんがちょっとヤンデレぽくなってるの好きです！！ (2018年12月2日 21時) (レス) id: 69000e4dbc (このIDを非表示/違反報告)
もぶ汰(プロフ) - Mikaduk30632008さん» わわ、有難う御座います！ 励みになります、頑張ります…！ (2018年11月29日 21時) (レス) id: c1850b058f (このIDを非表示/違反報告)
Mikaduk30632008(プロフ) - お話、めっちゃ好きです。更新、頑張って下さい(*｀･ω･)ゞ (2018年11月29日 19時) (レス) id: 7efe66e514 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぶ汰 | 作成日時：2018年7月31日 6時
