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「騒がしいと思って来てみれば、お前らだったのか。何やってんだ?」
『!ジャック君』
引っこ抜くのに必死な3人を見守っていると、マジフトの件で仲良くなったジャック君が話しかけてきた。ちなみに彼の頭には例のイソギンチャクは生えてない
「見た目のわりに超真面目クンかよ!くそ!どいつもこいつも優等生しやがって!!」
「はあ?何言ってんださっきから。……っつーかお前らの頭のソレ、なんなんだ?」
『急に生えてきたんだって。私にもよく分かんなくてさ』
「ふーん…」
「お前らなに傍観してるわけ!?」
いやだって。私らには関係ないし。また変なことに首突っ込んだんでしょうと冷めた目で彼らを眺める
すると……また何か様子が変わった。
「ふな"っ!?なんだぁ!?あ、頭がイソギンチャクに引っ張られる!」
『え?』
「いでででっ!頭がもげる〜!」
「くそっ……"絶対服従"ってこういうことだったのか…!」
ああああ〜と情けない声を出しながらどこかへ向かう。それは3人だけではなく近くにいた生徒達も一緒だった。イソギンチャクに半ば強引に連れていかれるようにも見え…"絶対服従"というワードもどうも引っ掛かる
「なんだ?アイツら…頭に生えたイソギンチャクに操られてるみてぇに歩いていった。なんて間抜けな絵面だ……」
『取り敢えず追いかけなきゃ』
「は?なんで俺まで。俺には関係ないだろ」
『あれれ、もしかして怖い?怖かったらリタイアしても良いんだよ?』
こういう手のやつは煽りが一番効く。抑揚を付け少し誇張気味に問いかければ、案外乗ってくるものである
「…チッ。お前だんだんこの学園の空気に染まって来たな。俺を使おうなんざいい度胸だ
……はぁ、わかった。少しだけなら付き合ってやるよ」
加えて、"俺はこの変な現象の原因が何か気になるだけだ。くれぐれも勘違いすんなよ"とツンデレな台詞も頂きました。君のその性格、私は嫌いじゃないよ
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YUK - 続きをください!お願いします! (2023年3月7日 21時) (レス) @page10 id: fac0ef6972 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 面白いです、続き読みたいです! (2022年8月24日 22時) (レス) id: cbd5b1c587 (このIDを非表示/違反報告)
つーちゃん - なんというか凄く1話1話の繋げ方が神です(語彙力)。無理なさらず続きを恵んで下さると嬉しいです (2022年2月27日 20時) (レス) @page9 id: c0e90f1bf3 (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - 続きをお恵みください!お願いします! (2022年2月16日 14時) (レス) id: 590b5b1374 (このIDを非表示/違反報告)
飴玉くん - 小説とても面白いです!投稿頑張ってください! (2021年10月4日 20時) (レス) @page9 id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコ&ピーナッツ | 作成日時:2021年6月13日 21時