18.触らないで ページ18
シム常務「何でこんなになるまで飲んだんだ」
ギロッと見る目がいつもは怖いが、今は怖くない。
お酒の力って凄い。
A「そ〜んな目をしたって、ぜ〜んぜん怖くありませ〜んっ！」
シム常務「何だと？！」
A「常務は〜女性を置き去りにしてきたんですか〜それとも〜、泊まらないで帰らせたんですか〜」
シム常務「そんなことはお前には関係ない」
A「はいはい、そうでしょうよ〜、私は予約するだけの秘書ですから〜」
マリ「Aってば！いい加減やめなさいよ！」
Aの暴言を止めようと、マリがAの腕を掴もうとしたら、またフラッとよろけるから
シム常務「しっかりしろ、このバカが。こんなに酔っぱらいやがって」
マリより先にAの腕を掴んだ。
だが、その手を振り払って
A「ちょっと！触らないで下さいよ！」
さっきは呂律が回らなかったのに、はっきり拒絶した。
シム常務「えっ？」
A「たった今、女を抱いてきましたって顔をして、その手で私に触らないでください！」
シム常務「・・・・・。」
常務の顔が悲しげに歪んだ。
香奈「A！失礼よ！」
A「はっ？失礼なのは〜常務の方ですけど〜」
また呂律が回らなくなった。
マリ「A、もう帰ろう。ほら、行くわよ。常務、この子酔っぱらってるだけですから、今のは本心じゃないです。すみません」
マリがAの腕を取ろうとしたら、また常務の腕が速くAの腕を取り、
シム常務「お前ら、ここから自分で帰れるな？」
マリと香奈に言った。
香奈「は、はい、でもAが」
シム常務「こいつは俺がタクシーで送るから、お前達は自分で帰れ」
マリ「で、でも」
シム常務「こんな酔っ払い女２人では無理だ。お前らは大丈夫だな？」
香奈とマリの様子を見たが、Aほど酔ってはいない。
シム常務「じゃ、気を付けて帰れよ。お前はしっかり歩け」
A「何で常務が送るんですか〜誰も頼んでないんですけど〜」
シム常務「つべこべ言うな」
A「離してくださいよ〜、私は〜１人で〜帰れます〜」
シム常務「うるせぇ、黙ってろ」
常務に引きずられるようにしてタクシーに乗った。
タクシーに押し込まれ、その後常務が乗り込んだ拍子に、常務の匂いが鼻をかすめた。
この匂い・・・
好きだなぁ。
キュンとなる。
常務がいつもつけているコロン。
大人の男の匂い。
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アイラ(プロフ) - お疲れ様でした。久しぶりなので 最初から読み返します！楽しみ＼(^o^)／ (2019年9月19日 1時) (
レス) id: 91caf3041c (このIDを非表示/違反報告)
マミン(プロフ) - またシム家の仲間たちの続編見たいなーって何年たっても思います^_^ (2018年11月27日 22時) (レス) id: 0cd15f1a61 (このIDを非表示/違反報告)
jumpana(プロフ) - えー！ ちゃみゆうさんだったのですか！（今頃 (^◇^;) ）本当に嬉しい驚きです。最近、ずっとそばに…を読み返していたところだったので、本当にびっくり。私の癒しです。今回も、本当に最高でした。 (2018年10月1日 23時) (レス) id: e8772f8a7c (このIDを非表示/違反報告)
makimaki(プロフ) - ゆうさん» またまた読み返して来ちゃいました(^^♪常務チャンミン最高だったぁ(((^-^)))再度！ありがとうございましたぁ(^O^) (2018年9月23日 23時) (レス) id: 15860040e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - makimakiさん» 楽しんでくれましたか。良かった！ありがとうございました！ (2018年9月23日 16時) (レス) id: 9fc478c7b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2018年1月9日 23時
