３２．ターゲット ページ32
常務の視線の先には、今日のターゲットである岩井商事の社長、岩井氏の姿があった。
シム常務「行くぞ」
A「はい」
岩井社長に近づき
シム常務「失礼します。私、「ソフィ」のシム・チャンミンと申します」
岩井「これはこれは・・・「ソフィ」のシム常務さんですね？噂は伺っておりますよ。かなりのやり手らしいですな」
シム常務「とんでもございません。名前を憶えてくださっていて光栄です」
岩井「こちらの方は？随分可愛らしい方ですな」
目を細めて私を見た。
シム常務「これは私の秘書です」
A「初めまして。常務の秘書をしております香月と申します。よろしくお願いいたします」
岩井「ほぉ、秘書ですか。あなたは女性の方もなかなかやり手と伺っていましてね。聞いたところによると、その方とタイプが違う気がしたので、失礼しました」
そりゃそうでしょ。
常務の女性達は、色気ムンムンだもの。
シム常務「滅相もない。そちらの方は、私はやり手どころか奥手ですよ(笑)」
し、白々しいーーっ！
嘘ばっかり！
岩井「なかなかお上手ですな。ああ、これは私の妻です」
隣にいた女性を紹介してくれた。
品の良い綺麗な奥様だ。
その後、岩井社長と常務が話をしている間、
私は奥様と話をしていたら、
偶然、同じ大学出身ということが分かった。
奥様はとても喜んでくださり、
奥様「もう1人同じ出身の方がいらっしゃるの。是非あなたにも紹介したいわ」
A「はい、宜しくお願いします」
紹介してくださった奥様は、韓国の最大手化粧品メーカー「ミイン」の常務の奥様だった。
常務は韓国人だが、奥様は日本人でやはり綺麗な奥様だ。
同じ出身校ということで、話が弾み、
秘書である私にも、親しみやすく話をしてくださった。
ふと、入り口の方に目をやると、初老の男性が杖を突きながら、キョロキョロしている。
どうしたのかな？
足が悪いみたいだけど、１人でいらっしゃったのかしら？
気になって、奥様達と話しながらも目で追っていた。
誰か探しているのかな？
放っておけなくて、
A「奥様、すみません、ちょっと失礼します」
断って、その初老の男性の所へ向かった。
A「どうかされました？何かお手伝いすることはありませんか？」
声をかけてみた。
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ゆう - あくびちゃん、初めまして。一気読みですか？ありがとうございます！面白いと思っていただけて嬉しいです！ノロノロ更新で申し訳ないですけど、ノロノロ頑張りますので次章も宜しくお願いします (2018年1月9日 23時) (
レス) id: d062efd005 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 美ゆちゃん、大変大変お待たせしました〜。専務がなんと？！これからが大変です〜、書いてる私も（爆） (2018年1月9日 23時) (レス) id: d062efd005 (このIDを非表示/違反報告)
あくび(プロフ) - 初めまして。面白くて一気に読んでしまいました。続き楽しみにしています。 (2018年1月3日 21時) (レス) id: ab9fabd63b (このIDを非表示/違反報告)
美ゆ(プロフ) - 専務気になりますねー。そして私も…ホテルとか予約するのキツいな。。。はいー。待ってます。 (2017年12月21日 0時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - りんちゃん、う〜ん、この先、まだまだ色々ありそうな予感大です・・・でもヒロインちゃんは一生懸命な子なので、何とかしてあげたいんだけど、悪魔な私がまだダメって言ってるので’（笑） (2017年12月20日 23時) (レス) id: d062efd005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2017年8月30日 23時
