27 好きな女１ ページ27
その日のキスシーンは、やっぱり情熱的なキスだった。
感情なんて入らないって言ったのに・・・
見てるこっちの方が恥ずかしくなるくらい。
カットの声がかかると、案の定ゆいちゃんは、ぽーっとなってチャンミンを見つめたまま固まっている。
そりゃそうでしょ。
あんな若いお嬢さんだもの。
あんな蕩けるようなキスをされたら、仕事だか本気だか分からなくなる。
勘違いするに決まってる。
あ〜あ、恋されちゃったな・・・
罪なチャンミン。
・・・って思ったら、チャンミンがゆいちゃんの顔を覗き込んで何か言ってる。
笑いあってる。
何だ、仲いいんじゃない。
いい雰囲気・・・
何が好きでもない女とのキスなんか感情が入らない・・・よ。
フン・・・
「随分機嫌悪そうだな」
A「えっ？」
振り返ると藤木がいた。
A「あれ？何でいるのよ」
藤木「俺、今日は隣で撮影」
A「そうなんだ。こんな所で油売ってていいの？」
藤木「ちょっと休憩。それよりチャンミン、あれから随分色気が増したな」
A「そうなのよ。駄々漏れで困っちゃう」
藤木「何でお前が困るんだよ。ああいうチャンミンを望んだのはお前だろ」
A「そうなんだけど・・・」
藤木「何だよ、可愛いチャンミンが見れなくなって寂しくなったとか？(笑)」
からかうように言った。
A「やめてよ、そんなんじゃないわよ」
藤木「好きな女ができれば自然に男らしい色気が出てくるもんだよ。それも好きの度合いによるけどな」
A「えっ？」
藤木「あの色気じゃ相当惚れてるな」
A「ええっ？！」
藤木「何驚いてんだよ」
A「だってチャンミン、１度もそんなこと言わなかった」
藤木「この前のダンスだって、好きな女だと思ってやれって言った途端変わっただろ？」
A「そうだけど、ほんとにいるのかな？」
藤木「いるだろ。いて当然だろ？」
A「うそ・・・」
藤木「今日も好きな女だと思ってしたんじゃないの？じゃなきゃあんなキスできないぞ？」
A「・・・・・。」
誰だろ？
チャンミンの好きな人って・・・
藤木「意外と近い所にいるんじゃないの？マネージャーのお前だけが知らないのかもな(笑)」
ニヤニヤして言う。
ええっ？
誰よ。
気になる。
藤木「毎日一緒にいるのに知らないって・・・相当な鈍さだな」
呆れた顔をしている。
藤木「じゃ、俺行くわ」
A「あっ、う、うん」
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かえる(プロフ) - 無事くっついてくれてよかったです♪お話が終わりですか…寂しいです(T^T)こちらこそありがとうございました (2017年1月15日 19時) (
レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ｻﾏﾕｶ(プロフ) - ありがとうございました 終わるの残念です あれから１年…とかありますよね？楽しみにまってますo(^-^)o (2017年1月15日 8時) (携帯から) (レス) id: ed0ecec96d (このIDを非表示/違反報告)
みぃな(プロフ) - お疲れさまでした。ちゃみゆうさんのお話し大好きです！ゆっくりでも、すぐ？でも待ってます。身体に気をつけてください。 (2017年1月15日 8時) (レス) id: 99f015b09d (このIDを非表示/違反報告)
惺華(プロフ) - お疲れさまでしたm(。_。)mとても楽しみに拝見してました。また次回作、のんびりゆっくり楽しみにしていますね(*^^*) (2017年1月15日 5時) (レス) id: 9e37672c80 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 気持ちが通じ合った途端、チャミが可愛い！私も思ってしまいました〜(笑)次回作は別名で？こっそりヒントなんぞ置いて頂ければ嬉しいな〜 (2017年1月15日 1時) (レス) id: 7b9358613b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃみゆう | 作成日時：2016年9月9日 23時
